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建通新聞社
2023/10/11

【大阪】大阪IR エネルギー計画を変更 

 夢洲でカジノを含む統合型リゾート(IR)の整備を計画している大阪IR会社は、環境影響評価方法書の内容を変更する対象事業等変更届を大阪市に提出した。変更内容はエネルギー計画のうち、供給処理施設計画と各施設・MICE施設への熱供給方法。
 供給処理施設計画では、当初は海水熱利用システム(1時間当たり最大6000立方b)の利用を想定していたが、地震発生時の安全かつ安定的なエネルギー供給に配慮し、空気熱源ヒートポンプチラー約138台に変更する。
 各施設への熱供給方法では、設計進捗と詳細検討の結果、暖房及び給湯用ボイラーの設置台数を7台(ガス消費量1時間当たり約1000立方b)から11台(同約2000立方b)に増加する。
 また、環境影響評価方法書には記載がなかったMICE施設への熱供給方法として、給湯用ボイラーを9台(ガス消費量1時間当たり約200立方b)設置する。
 方法書に関する検討結果報告書によると、主な使用エネルギーは電気または都市ガスを計画している。区域全域に電気供給を行い、エネルギー源の極力集中化を図るとともに、計画地南側の敷地A全域に一元管理で熱供給を行うエネルギーセンターを導入して省エネ促進を図る。