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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/10/11

【群馬】湯ノ入橋のP2工事を 1月にも一般競争


県安中土木事務所は、安中市中宿地先に架設する(仮称)湯ノ入橋のP2橋脚の設置工事について、2024年1月に総合評価落札方式の条件付き一般競争入札公告する見通しを示した。橋脚はニューマチックケーソンで基礎を施工し築造、工事期間は約14カ月を想定している。詳細設計は長大(東京都中央区)がまとめた。
同橋は橋長147・5m、幅員7・7m(有効幅員6・5m)の鋼3径間連続I桁橋として、碓氷川に架設する。
県が進める碓氷川築堤工事により、堤防高が変わるため、中宿地内の既存橋梁下流側に新橋を架設する計画。安中市道幹116号線の橋梁であり、碓氷川の中心線に対して直角に整備する予定で、右岸側からA1、P1、P2、A2を設置する。橋台2基は逆T式、橋脚2基については壁式で整備を行う。なお、P1橋脚とA2橋台は完成しており、A1橋台については9月21日に開札し、大手組(安中市)が落札した。
今回発注するP2橋脚は高さ12・5m、幅7・7m、鉄筋約31t、コンクリート約406立方mで築造。基礎は高さ5m、幅9m、コンクリート約292立方mで打設する。
上部工はクレーンベント架設工法で、桁高958〜2600oのI桁(耐候性鋼材)を3本設置する。床版は鉄筋約11tとコンクリート約334立方mを使用して厚さ22pで打設。その上に防水シートを約980u張り、厚さ8pのアスファルト舗装を約920uの範囲で施工して仕上げる。
防護柵は両側合わせて延長約300m整備する。このほか、高さ10mのLED照明灯を4基設ける。
新橋供用開始後に解体する既存橋梁は、H桁橋と木橋で構成されている。H桁橋、木橋ともに橋台の形式は不明で、橋脚はT型となっている。5径間のH桁橋は橋長110・2m、全幅4・8mで、木橋部分は橋長7・5m、全幅4・66m。
河川内のため床版および下部工はクレーンで吊りながら、ワイヤーソーで切断し搬出する。ワイヤーソーを使用し解体する施工量は上部工が92・8u、下部工は20・3uとなる。なお、主桁はクレーンにより一括撤去する。
既存橋梁解体に伴う処分量は◇主桁撤去=66・5t◇床版撤去=113・2立方m◇下部工撤去=57・2立方m−を見込んでいる。