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建設新聞社
2023/10/13

【東北・山形】24年施工者を選定/モンテディオ山形の新スタジアム整備計画

 プロサッカークラブのモンテディオ山形(山形県天童市山王1の1 相田健太郎代表取締役社長)は、天童市内に新スタジアムの建設を計画しており、最短で2024年に施工者を選定し、25年春に着工、27年夏の開業を目指す。
 同チームは、19年3月に策定した新スタジアム整備基本計画に基づき、天童市山王地内にあるNDソフトスタジアム山形の老朽化解消と屋根のカバー率などJリーグ基準の充足を図るため新スタジアムの建設を計画。当初、25年度中の完成を目指していたが、新型コロナウイルスや物価高騰の影響で計画に遅れが生じている。
 建設地予定について、天童市内の現スタジアムの南側に位置する県有地の県総合運動公園特設駐車場を選定している。
 新スタジアムの構想は、サッカーをメーンにラグビーでも活用できる球技専用スタジアムで、収容人数は1万5000人とし、将来的に2万人まで拡大できる仕様とする。観客席のすべてに雪や雨風から防ぐ屋根を設置する予定だ。スタジアム周辺には、ホテルや商業施設なども併設してエリア一帯の活性化も図っていく。
 建設費については、100億円前後を想定していたが、物価高騰の影響を踏まえて120億円から125億円を見込んでいる。

 提供:建設新聞社