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　川越市は、敷地面積約１・２haの旧川越地方庁舎跡（新宿町１−１−１）を防災機能を有する広場に再整備するための工事を２０２４年度にも開始する。民間活力の導入も視野に入れた方針を23年度内に固め、24年度当初予算に事業費を要求する。24年度に下地となる造成工事、25年度には公園施設など広場整備工を進め、26年度に供用開始する計画だ。
　１万１８５４・97�uの敷地面積を持つ地方庁舎跡を「（仮称）新宿町一丁目広場」に再整備する。平時は子育て世代、子ども、地域住民などが利用できる憩いの場として開放。自然災害の発生など非常時に、一時的な緊急避難や屋外避難が可能な空間として活用する。
　本年度予算では、用地取得費と設計委託費を含む計12億７６７５万円を確保している。土地所有権者の県とは９月末に売買契約を締結。登記などの最終的な手続きを現在進めている。
　広場整備の設計は大日本コンサルタント（豊島区、��03−５３９４−７６１１）に委託済み。広場本体のほか、整備後の維持管理費削減を目的とした民間活力の導入手法、例えばＰａｒｋ−ＰＦＩ（公募設置管理制度）などについて具体化を検討している。検討成果は24年３月ごろにまとめる予定。