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日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/10/16

【埼玉】県・秩父鉄道 深谷嵐山BPアンダー部で工事協定を年度内

 県と秩父鉄道は、深谷市内で進めている県道深谷嵐山線バイパス(BP)整備のうち線路が交差するアンダーパス区間(延長約26m)の工事に関する協定を年度内にも結ぶ。秩父鉄道が工事を担当する形で、2024年度の着工から2〜3年程度での工事完了を見込む。
 道路側を掘り下げるアンダーパス区間の延長は25・7m。秩父鉄道武川駅より西側、郵便局やJAの建物が立つ辺りに位置する。主要構造となるボックスカルバートの規模(外周)が高さ7・45m、幅15・9〜17m、土被り1・6mで計画。作業ヤードは線路より北側に確保し、北から南に向かって施工するイメージだ。
 アンダー部本体の詳細設計は完成している。施工の支障になる鉄道の軌道・架線を移設するための設計を秩父鉄道が進めている。冠水を防ぐ排水設備の施工だけは県が担う。
 同BPの未完成区間は約600mあり、現状の用地取得率は約97%。県が北側130m区間の工事を行っている。