トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設新聞社
2023/10/16

【東北・山形】加茂水族館リニューアル3件を公告

 鶴岡市は、市立加茂水族館のリニューアルに関して建築、電気設備、機械設備の3分割でそれぞれ一般競争入札を公告した。
 同工事は昨年11月にも入札を行ったが、建築の全入札者が辞退したため中止となり、市は入札中止を踏まえ実施設計者の日本設計と設計見直しを行い、リニューアル工事の内容を水族館のセールスポイントであるクラゲ展示設備を中心としたものに限定し、併せて研究棟や本体棟の増築・改修と外構工事を今回の工事内容とした。予定価格は建築が9億3880万円、電気設備が3億0820万円、機械設備が4億7200万円。
 参加申請はいずれも今月27日までで、入札は11月9日9時40分から行う。
 参加資格は建築が、鶴岡市内に本店を置く建築一式工事2〜3社のJVで、代表者は建築一式工事A等級の格付けと、2008年度以降にRC、S(プレファブ除く)またはSRC造2階建て、延べ500平方b以上の建築工事の施工実績が必要。その他の構成員は建築一式工事A、B等級が参加可能。
 電気設備は、電気工事2〜3社のJVで、代表者は鶴岡市内の本店所在と電気工事A等級の格付け、建築工事と同期間・同規模の電気工事の施工実績。その他の構成員は鶴岡市内に本店または営業所を置く企業とし、電気工事A、B等級が参加可能。
 機械設備は、鶴岡市内に本店を置く管工事2〜3社のJVで、代表者は管工事A等級の格付け、建築工事と同期間・同規模の管工事の施工実績が必要。その他の構成員は管工事A、B等級が参加可能としている。
 リニューアル工事の内容は、RC造3階建て、延べ約1300平方bの研究棟の増築と、本体棟(RC一部SRC造3階建て、延べ約4000平方b)の外壁、内装などの改修。電気設備は、付帯する電気工事一式で、電灯や光源のLED化などが中心となるほか、研究棟に昇降機2台の設置も行う。機械設備は、付帯する空調設備・給排水設備工事など。
 クラゲ展示設備は既存アクリル水槽43台から増築後FRP水槽6台、同アクリル水槽41台となる見込みで、作業工程は研究棟の増築を優先して着工から17カ月間で施工し、終盤で外構工事。25年秋から本体棟改修とクラゲ展示設備改修などに移る予定で、25年11月〜26年2月まで全館を閉館する。工期は3件とも26年2月27日までで、リニューアルオープンは同年6〜7月中を見込む。

 提供:建設新聞社