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鹿児島建設新聞
2023/10/17

【鹿児島】県、新体育館方針の参加資格/設計・建設 実績は5000u以上

 県は、PFI方針を活用して整備運営を行う、スポーツ・コンベンションセンター(新総合体育館)の実施方針と要求水準書(案)を公表した。入札参加資格のうち、設計と建設の実績は延べ面積5000u以上。2024年4月の入札公告に向け27日午前10時30分から説明会をアートホテル鹿児島で開催する。申し込み期限は24日まで。
 業種別で入札参加の資格要件をみると、設計では元請けで国等発注の500万円以上の新築建築物の実施設計や、14年4月以降で延べ面積5000u以上の建物1棟(複合建築物の場合は体育館部分)、主たる体育室の競技床面積が1000u以上の実績。
 建設は、設計業務と同様に延べ面積5000u以上の施工実績や建築一式の総合評定値が1500点以上を求め、監理業務も設計業務と同じ条件を提示している。
 維持管理と運営は体育館等で1年以上の実績で、複数の場合は1者が条件を満たしていれば参加できる。
 建設場所は鹿児島港本港区エリアのドルフィンポート跡地一帯(約3万u)。施設構成はメインアリーナ(フロアサイズ3726u以上)、サブアリーナ(同1564u以上)、武道場(同841u以上)、弓道場(近的12人立、遠的6人立)−など。
 意匠計画は、桜島や錦江湾をはじめ、ウォーターフロントパーク、周辺の街並みと調和を図り、建物の形状や単調な壁とならないような工夫、各通りや海からの建物の見え方にも配慮した圧迫感を与えない計画とする。 また、展望デッキ・スペースを設置して来場者が眺望を楽しめる新たな空間を創出するほか、本港区エリア景観形成ガイドライン(仮称)等を踏まえる。
 想定スケジュールは、意見交換等を行い24年3月に特定事業を選定・公表、4月には入札公告。審査は資格と提案の2段階で実施し12月に落札者の決定、25年1月は基本協定、その後、県議会で承認を受け3月に契約を締結する。


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