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　一般社団法人新潟県測量設計業協会（山岸陽一会長）は２０日、新潟市中央区のＡＮＡクラウンプラザホテル新潟で創立６０周年記念式典を盛大に挙行した。
　式には国、県、市町村の関係者や協会員ら約１５０人が出席した。開会に先立ち、山岸会長が経営環境の変化や技術革新への対応、県下全行政機関との災害応援協定の締結など、これまでの協会活動を振り返った。その上で「これからも安心安全で強靱な国土づくりへ、会員一丸となって不測の事態に備えるべく、災害応援体制の強化に取り組む所存」と決意を新たにした。
　続いて、花角英世知事、中原八一新潟市長、遠藤仁彦北陸地方整備局長、白井宏樹国土地理院北陸地方測量部長、岩松俊男全測連会長が祝辞を述べた。岩松会長は「災害発生時に協会員の皆様が迅速、懸命に被災状況の把握等を行い、復旧復興に貢献してきたことは県民から高く評価されていると察している」とたたえ、山岸会長に感謝状を贈呈した。
　役員経験者をたたえる協会功労者表彰では、山岸会長がアルゴスの古川征夫取締役会長、長測の吉澤隆取締役会長、ナルサワコンサルタントの飯塚正俊取締役会長の３氏に表彰状と記念品を授与した。受賞者を代表して古川氏が「会員の皆様のますますの隆盛を祈念申し上げたい」と謝辞を述べた。
　式典に先立ち、京都大学大学院の藤井聡教授が「歴史の謎はインフラで解ける」をテーマに記念講演が行われた。式典終了後は盛大に祝賀会も開かれ、深田健新潟県土木部長の発声で乾杯し、会員相互の懇親を深め合っていた。