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秋田建設工業新聞社
2023/10/25

【秋田】能代工業団地の工業用水道新設/配水管布設は11月公告分で完了目指す

 能代市水道課は、能代工業団地(扇田字扇渕ほか)で今年度から新設を進めている工業用水道に関し、配水管布設工事(その2)を早ければ11月に公告する。配水管は延長約540mを発注済みで、その2で完了する予定。6年度からは、残整備となっている導水管(L約1,800m)や電線管の布設などを進めていく。なお、実施設計は三木設計事務所が担当。履行期限は6年3月22日で、今年度の着工箇所を優先的に設計している。

 整備する工業用水道の規模は1日あたり4,050㎥で、地下水を汲み上げて能代工業団地内の各工場などに供給する。工業用水道は上水道に比べて水質基準が低く、使用量が安価といったメリットがある。

 整備では、◇取水施設(深井戸3カ所、2,100㎥/日)◇浄水施設(着水井、薬注施設、急速混和池および撹拌機、急速ろ過施設、排水池、管理棟、場内配管など)◇配水施設(配水池RC760㎥、配水ポンプ、場内配管など)◇管路施設(導水管L1,900m・Φ150、配水管L1,170m・Φ150〜200)◇電気・計装(受電設備、動力・計装設備、発電機、計量設備、監視設備)―などを新設する。

 取水施設は鹿渡工業で着工済みで、工期は6年3月15日。浄水施設や配水施設は、同団地西側で用地拡張を行っている6.5haの一部(鰄渕字亥ノ台 2−118の一部、扇田字柑子畑 1−45の一部、5,674u)に建設する方針。

 管路施設は今年度、水道管布設工事(その1)として配水管(L約540m)、導水管(L80m)、電線管(L120m)を児玉水道ガス工業所で進めている。電線管は、取水施設と配水施設が離れていることから、水量制御に必要な電線を埋設するためのもので、全体延長は実施設計で詰める。

 11月に公告予定の配水管布設工事(その2)では、ダクタイル鋳鉄管(L510m)と配水用ポリエチレン管(L250m)を発注。工期は約5カ月を見込んでいる。

提供:秋田建設工業新聞社