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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/10/30

【群馬】太田市は弓道場建設の事業費明らかに

太田市は旧太田東小学校(東本町53−14)の一角に弓道場建設を計画している。第8次実施計画で事業費3億6000万円を算出し、2024年度から建設工事および外構工事に着手する。工事発注時期は年度明け早々が見込まれる。23年度はプールおよび樹木などの解体工事を予定しており、年明けごろに工事を発注する見込み。弓道場整備事業は、23年度当初予算において4200万円の事業費を計上している。
太田市弓道場は竣工から30年以上が経過しており、雨漏りやシロアリなどの被害が発生している状況。また、利用団体からは遠的の併設について要望がされており、現在の敷地では改修や増築が不可能なために、建て替え工事を行うこととなった。
新たな弓道場はS造平屋で、床面積は800u程度を見込んでいる。工期については9カ月を予定する。23年度は糸井建築設計事務所(太田市)が設計業務を進めている。
整備する諸室は◇近的射場1(5人立ち)=100u◇近的射場2(5人立ち)=100u◇近的射場(3人立ち)=45u◇近的審判席=20u◇遠的審判席=6・5u◇事務室=10u◇会議室=40u◇審判控室=20u◇更衣室=30u(男女それぞれ)◇便所=男・女適宜多目的トイレ付き◇看的(近的に2カ所、遠的に1カ所)=7・3u◇給湯室=6・3u◇放送室=5u◇弓具庫=4・5u◇道場備品倉庫=4・5u−となっている。
また、トイレについては男子用の大便器を2基以上、小便器3基以上、手洗器2基以上を整備。女子用は大便器4基以上、手洗器2基以上としている。多目的トイレは大便器、手洗器、ベビーチェア、ベビーベット、オストメイト用対応とする。
場内の設備は給排水や電気設備、雨水排水設備、人工芝、舗装、駐輪場、矢留め板などの整備を予定している。このほか、玄関や倉庫、矢取廊下などを設置を見込んでいる。
舗装面積は矢道が約1800uで、このほかの舗装面積は6500uを計画している。
既存の弓道場は2024年度に解体および外構工事の設計を12月ごろに実施。25年度の工事を予定しており、5月ごろに工事発注を行い、現段階では3カ月の工期を見込んでいる。既存弓道場は瓦葺きのW造平屋で床面積541・53uの規模となっている。1987年に建てられた。