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建通新聞社四国
2023/10/31

【愛媛】愛南町 『海のうつわ』構想を事業企画提案

 愛南町は、足摺宇和海国立公園の利用拠点として位置付けられる須ノ川地区に、海学習と海体験の場となる海洋環境研修施設など「海のうつわ」を整備する構想をまとめた。海洋レクリエーション関係団体のB&G財団が募集する先進的海洋センター整備事業企画提案に応募しており、12月末の最終審査を経て採択されれば、助成を得て事業化に向けた作業に入る。
 構想では「海のうつわ」は海の体験と学習の場となる海洋環境研修施設と地場産業活性化と地域交流の場となる海業・交流施設で構成。ビジターセンター機能を持たせる海洋環境研修施設は国道56号沿いの海側にある須ノ川公園の駐車場に隣接して整備する。マリンアクティビティの核となる艇庫(229平方b)や展示室(112平方b)の他、売店やカフェ、コワーキングスペース、研修室などを設ける。また国道56号を挟んで山側に配置する海業・交流施設には宿泊機能を持たせ、オープンキッチン(52平方b)や宿泊室(111平方b)の他、調理室(29平方b)、シェアオフィス、ワークスペースなどを設ける。
 事業スケジュールは2024年度に敷地の測量設計や施設の基本・実施設計、敷地整備に着手し、25年度から施設建築に取り掛かる。開業予定は26年7月。総事業費は9億2700万円で、このうち施設建設費は7億3200万円を見込んでいる。
提供:建通新聞社