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日刊建設工業新聞
2023/11/01

【鳥取】資格確認とVE審査通知/米子アリーナの整備事業/米子市

 米子市と県がPFI(BTO方式)手法で進める新体育館「米子アリーナ」整備事業で、参加表明した事業体全てに資格確認結果などが通知された。2回目の個別対話も済ませており、2024年1月中の優先交渉権者の決定に向け、スケジュールが進んでいる。
 参加資格要件は、設計、建設、工事監理、維持管理、運営業務の複数の企業で構成されるグループで、それぞれで県内事業者を1者以上含むことを条件。設計、建設、工事監理では、少なくとも1者に対し、1992年度以降で延べ床面積5000平方b以上の屋内運動施設の元請けとしての完了実績を求め、建設企業は、建築一式工事、電気工事、管工事の全てで県内企業を1者以上含むことなどとした。
 表明書を提出したのは2事業体とみられ、市によると、いずれも要件を満たしているとして資格確認結果を通知。VE提案についても審査結果も通知したもようだ。
 今後のスケジュールは、12月中旬に提案審査書類の受付、24年1月中旬〜下旬に同書類の審査、プレゼンテーションを予定。公募型プロポーザル方式で同1月下旬までに優先交渉権者を決め、2月に事業者との基本協定締結、3月下旬に本契約締結を見込む。
 新体育館は、県立米子産業体育館、米子市民体育館、米子市営武道館を統廃合し、現在の市民体育館一帯に建設する計画。事業は、新体育館整備に加え、同体育館を含む東山公園内11施設の維持管理業務、運営業務など。事業期間は2024年4月から42年3月末まで、予定価格は104億8115万9000円。

日刊建設工業新聞