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日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/11/02

【埼玉】さいたま市造園業協会 与野西北小学校で土曜チャレンジスクールを開催

 さいたま市造園業協会(柳澤和豊会長)は10月28日、さいたま市立与野西北小学校で土曜チャレンジスクール(土チャレ)を開いた。参加した児童54人やその保護者とスタッフは、学校のシンボルでもあるクスノキ(目通り3・2m)の樹木診断や、校庭内の樹木を探すグリーンアドベンチャーに取り組んだ。
 当日は協会員およそ20人に加え、さいたま市から清水勇人市長と竹居秀子教育長も駆け付け、柳澤会長を交えて児童の活動を見守った。集まった児童を前に清水市長は「樹木の大切さ、緑の大切さを感じてください」と呼び掛けると、柳澤会長も「きょうは緑を守り、育てることの大切さを学んでください」と語りかけた。2班に分かれた児童は、樹木診断、土壌診断、グリーンアドベンチャーを交互に体験。樹木医の栗原隆治氏と平野奈緒氏が木々と親しむ児童の活動を手助けした。樹木診断は、クスノキの健康状態を調べるため、一人ずつ樹木の診断カルテで8項目を点数化した合計で健康度を診断した。他方、樹木名を当てるグリーンアドベンチャーでは、校庭内を散策し、資料を見ながら正解を探した。
 樹木と触れ合う児童に対して栗原樹木医は「樹木がないと人は生きていくことができない」と伝えると、与野西北小学校の馬場智哉校長は、樹木が児童の成長に及ぼす良い効果を期待した。
 土チャレ閉校式では、樹木医になるにはどうしたらよいかや、木の見分け方について質問が出され、栗原樹木医は、造園会社で実務を踏み、国家試験に合格することと、落葉樹と広葉樹の違いを分かりやすく解説した。