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建設新聞社
2023/11/06

【東北・山形】ジオ鳥海パートナーズGに決定/DO方式の遊佐PAT運営事業者

 遊佐町は、DO(デザイン&オペレート)方式で進める「遊佐パーキングエリアタウン管理運営等事業(道の駅鳥海移転整備に伴う指定管理候補者公募)」の公募型プロポーザルの結果、ジオ鳥海パートナーズグループを最優秀提案者として特定した。同グループは庄交コーポレーション(山形県鶴岡市)を代表企業とし、クリーンサービス(山形県酒田市)、とがしスポーツ(酒田市)との3社により構成する。参加表明書の提出は同グループを含む2グループ。
 町では日本海沿岸東北自動車道「酒田みなと〜遊佐」間と一般国道7号「遊佐象潟道路」の開通に伴う経済効果が見込まれることから、地域活性化やにぎわい創出のため遊佐町北目の遊佐鳥海IC隣接地に道の駅を主体とするパーキングエリアタウン(PAT)の整備を構想。事業手法はあらかじめ運営事業者を選定し、運営事業者が固めた内容に沿って施設を建設する「公設+包括運営委託(DO)方式(事業者先行選考型)」とした。
 施設コンセプトは「鳥海山のふもとまち」。メーンとなる建屋約2450平方bのほか多目的広場やヘリポートなどを整備する。同グループは、現在プロポーザルで選考中(今月下旬の結果通知を予定)の基本設計業務の委託者に対し基本設計に関する助言などを行う。施設の開業は2027年度を予定。指定管理期間は36年度までとなる見通し。
 審査講評は町HPで公開しており、▽青い水平線と稜線をイメージした「オールブルー環鳥海事業」コンセプトの企画性▽全構成員を庄内地域の企業で固めた地域性・維持管理の効率性▽事業収支・資金計画などの収益安定性▽地元ラジオ局との連携などの独自企画―などを提案の魅力としている。

 提供:建設新聞社