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建設新聞社
2023/11/08

【東北・宮城】泉キャンパスにサッカー練習場・クラブハウスを整備

 学校法人・東北学院(仙台市青葉区土樋1の3の1 原田善教理事長)とベガルタ仙台(仙台市青葉区本町3の6の16 板橋秀樹代表取締役社長)は、2015年7月に締結した包括連携協定に基づき、東北学院大学泉キャンパスにベガルタ仙台の練習場およびクラブハウスを整備する。施工業者は未定で、サッカー場整備とクラブハウス棟ともにベガルタ仙台側がスポンサー企業など数社によるプロポーザル方式で選定を進める方針だ。
 7日には東北学院大学五橋キャンパスで記者会見が行われ、東北学院から原田理事長、大西晴樹東北学院院長兼大学学長、ベガルタ仙台から板橋社長、北畠泰之取締役が出席し、事業概要を説明した。
 この包括連携協定は、教育・研究、プロスポーツなどの分野における活動で相互に連携・協力し、地域の活性化と発展に寄与することを目的としている。連携・協力事項として@東北学院の教育・研究に関することAベガルタ仙台の活動に係わる調査並びに研究に関することB地域活動に関することC東北学院が所有する施設使用に関することDその他ベガルタ仙台と東北学院の相互発展に必要と認められる事項に関すること―となっている。
 記者会見ではこのうち「東北学院が所有する施設使用に関することに関して」ベガルタ仙台から説明された。「TG×ベガルタスポーツフィールド(仮称)」と題して、育成強化、市民・地域との交流、東北学院との連携強化として、大学への指導者派遣、人材育成への貢献を図る。
 主なハード事業としては、仙台市泉区天神沢2の1の1地内にある泉キャンパスのラグビー場と洋弓場の敷地1万1400平方bを改修し天然芝サッカー専用練習場とするとともに、現サッカー場の敷地8600平方bを改修し、人工芝多目的グラウンドとする。また、コミュニティセンター(厚生棟)の1階から2階の一部延べ2000平方bを改修して、クラブハウス棟とする。クラブハウス棟は現在の3倍となる見通し。
 完成時期は人工芝グラウンドが2024年春の完成。天然芝サッカー場、クラブハウス棟は24年度中の完成を目指していく。
 会見の中で東北学院の原田理事長は「地域に根ざした人材育成に向けても、この包括連携協定は生徒と学生が中で学ぶこと以上に外で学ぶ良い機会の場となり、新たな成長に繋がることに大きく期待している」と期待を寄せた。
 また、ベガルタ仙台の板橋社長は「プロサッカーチームとして勝つことが大きな目的となるが、地域密着型のチームを目指している。包括連携協定を契機ににぎわい活性化に繋げ、地域貢献していきたい」と話した。

 提供:建設新聞社