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　三重県建築士会（伊藤公智会長）は、第14回「建築甲子園」三重大会で優勝した県立伊勢工業高校を訪れ、表彰式を行った＝写真。
　建築甲子園は、日本建築士会連合会と都道府県建築士会が主催する高校生の建築デザインコンテスト。第14回の全体テーマは「地域のくらし―まちに住む・地域に開く住まい」で、優勝作品は同校建築科の２人が共同で制作した「荷物にならない伊勢土産」。
　作品は、伝統的な街並みを残す伊勢市河崎地区が舞台。かつては勢田川の水運を利用した水産問屋が連なる街であったが、現在では空き家が目立つ。そこで空き家の活用などによって、茶の湯の作法を学ぶ旅籠（はたご）として再生させた。
　表彰後、３年生の選手からは「３年間続けてきた製図が評価されてうれしかった」とコメントがあった。
　優勝作品は、11・12月に全国選手権大会で審査が予定されている。

提供：建通新聞社