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北陸工業新聞社
2023/11/10

【新潟】設計は塚田、整備費約13億円/妻有福祉会妻有荘改築事業/基本計画概要

 十日町市は、社会福祉法人妻有福祉会(蔵品泰治理事長)が策定した養護老人ホーム妻有荘改築基本計画の概要をまとめ、9日の厚生常任委員会に示した。
 それによると、同事業に要する施設整備費は約12億8000万円を見込む。改築主体は同法人だが、同施設が同市と津南町の措置入所施設であることから、両市町が整備費を補助。負担割合は同市が75%、同町は25%と想定している。
 同施設は1974年竣工の居住棟、80年竣工の管理棟、96年竣工の新館の3棟から成り、規模はRC造地上2階建て地下1階建て延べ3588・15平方メートル。うち、居住棟(延べ1045・45平方メートル)と管理棟(延べ586・43平方メートル)は老朽化が著しいことなどから、利用者の安心安全確保のため、解体し改築する。新住居棟と既存新館の2棟構成に改める。新住居棟はRC造3階建て延べ約3650平方メートルで、既存新館と合わせると延べ5606・27平方メートルとなる。居室は全室個室とし、定員は現在の80人から72人に減らす。
 現状の機能を維持しつつ、新たに特定施設入所者生活介護事業を導入。このため、既存新館の居室16室を同事業等に対応したものに改造する(同法人単独事業で、前述の整備費には含まれない)。また、地域住民の交流スペースや避難所としての活用も視野に入れる。
 すでに塚田設計事務所(十日町市高山)で基本設計に着手しており、今後の予定では2024年度に実施設計、25〜26年度に工事を実施。まず管理棟を解体した後、跡地に新居住棟を建てる。27年度の供用を開始後に既存の居住棟を取り壊す段取りだ。

hokuriku