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滋賀産業新聞
2023/11/13

【滋賀】米原市 地区公園「磯公園」の整備

 米原市は、私立高等学校の運動施設整備と公民で連携し入江地先で取り組む未整備の地区公園「(仮称)磯公園」について、23年度は委託済みの公園部分実施設計を24年1月まで進め、このほど委託した県道彦根米原線と接続する南側の公園進入路・交差点の概略設計を24年3月にもまとめると共に、他の場所の測量業務1件を30日に入札する計画。24年度は事業費を措置し初弾として工事進入路を兼ねる北側の園路・遊歩道について工事発注し着工、年度中に完了、25年度も公園本体工事について事業費措置し工種で2ヵ年に分け25年度に先行分、26年度に後工程分を発注・着工し2ヵ年で公園整備を完了。27年度当初に公園を供用開始すると共に同年度以降南側の公園進入路の整備に取り組んでいきたい考えだ。
 23年度は当初予算に(仮称)磯公園整備事業費総額3835万8千円を計上し、うち2350万円を公園実施設計委託料、950万円を進入路詳細設計委託料、410万円を測量業務委託料の他、市民参加型ワークショップ経費等に充当。このほどアーステック米原営業所(米原市)に委託した(10月26日開札)(仮称)磯公園進入路交差点概略設計業務では、(仮称)磯公園整備予定地から県道彦根米原線へ接続する進入路および交差点について概略設計を行い、24年3月1日までの期間でまとめる。23年度はこのほか、(仮称)磯公園実施設計業務でキタイ設計(近江八幡市)に委託した(4月27日開札)、入江地先で社会資本整備総合交付金を財源に行う約2fの地区公園整備について、概略設計に基づく敷地造成工、植栽、給水設備、雨水設備、汚水桝、電気設備、園路広場、公園施設等の詳細設計や軟弱地盤の検討、概算工事費の算出、ワークショップ支援等―を進めている。委託期間は24年3月1日まで。なお、21年度は公園の基本設計を復建技術コンサルタント滋賀事務所(大津市)に、基本計画をキタイ設計にそれそれ担当し完了。
 22年度当初予算の公園検討事業556万8千円では整備予定地の測量や4回のワークショップ開催を、同年12月補正の事業費1372万円で公園基本設計を委託した。21年度は公園の基本計画を委託。
 「(仮称)磯公園」は、学校法人松風学園が運営する彦根総合高等学校(彦根市芹川町328番地)が新たな運動施設(グラウンド)整備するにあたり、学校近隣の米原市入江で09年度に都市計画決定されている(仮称)磯公園予定地における民間によるグラウンド部整備を米原市へ申し入れたことがきっかけとなり、民間整備のグラウンドを市民にも開放し、米原市が公園部分を整備する「公民連携の新たなモデルとなる公園」として整備計画が具体化。
 事業連携を受けて市では20年度から用地取得に着手し、21年3月に公設部分約2・0fのうち、約0・6fの購入を完了。民設による私学運動施設は20年度用地取得、21年度民間で造成施工し、22年度に完了している。市は23年度は残る約1・4fの用地取得手続きを完了させると共に委託済みの公園実施設計と県道彦根米原線接続道路となる南側公園進入路・交差点の概略設計をそれぞれ年度内に完了させ、社会資本整備総合交付金の採択を経て24年度は北側園路・進入路を初弾発注し単年度で完了、公園本体工事は25年度前半工程、26年度後半工程をそれぞれ発注し2ヵ年で公園本体を完了、27年の公園供用開始すると共に同年度以降南側進入路と交差点改良の整備に取り組んでいきたい意向。

提供:滋賀産業新聞