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建設新聞社
2023/11/14

【東北・青森】整友会が弘前記念病院移転新築の施工者選定

 医療法人・整友会(弘前市境関西田59の1 佐々木知行理事長兼院長)は、青森県弘前市の弘前記念病院の移転新築工事の施工者を熊谷組に選定した。契約締結は12月上旬を予定している。落札金額および予定価格は非公表。
 入札者は、熊谷組を含め3社だった。
 青森県弘前市境関西田59の1地内の敷地面積5563・82平方bにある同病院は、SRC造6階建て、延べ7607・99平方b規模。診療科目は整形外科、内科、麻酔科、リウマチ科で、病床数は171床を備える。
 完成から約40年が経過し老朽化が進んでいることや、健康寿命を延ばす取り組みとしてリハビリテーション部門の強化を図りたい考えなどから建て替えを立案。利用者のため、医療機能を維持しながら、新病棟および附属棟の建設を進める。
 建設場所は、同院の既存リハビリ棟北側に当たる弘前市境関西田地内のテルス調剤薬局の移転跡地。ここにRC造(杭基礎)4階塔屋1階建て、延べ8666・61平方b(建築面積2435・63平方b)の新病院を建設する。1階は診察室や外来待合、リハビリ室など、2階には手術室や医局カンファ室などを配置。3階は一般病棟(4床18室、2床6室、1床4室)など、4階は回復期リハビリ病棟(4床11室、2床1室、1床4室)などを設ける。診療科の変更はないが、病床は138床に減少する。
 また、既存リハビリ棟(S造2階建て、延べ1088・1平方b)は比較的新しい建物のため、病院の附属棟として、書類の保管倉庫や会議室等に使用する。設計は横河建築設計事務所が担当した。
 早ければ12月中にも着工し、2025年6月末の完成を目指す。

 提供:建設新聞社