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建設経済新聞社
2023/11/16

【京都】令和6年度政府予算等へ重点要望 中食ラボや道路整備推進など

 京都府の西脇隆俊知事は14日、令和6年度政府予算等に関する重点要望を関係省庁に行った。
 要望は全78項目で、総合経済対策に関するものが5項目(▽物価高から国民生活を守るための対策▽地方・中堅・中小企業を含めた持続的な賃上げ、所得向上と地方の成長を実現するための対策▽成長力の強化・高度化に資する国内投資を促進するための対策▽人口減少を乗り越え、変化を力にする社会変革を起動・推進するための対策▽国土強靭化、防災・減災など国民の安全・安心を確保するための対策)。建設関連の主な要望は、京都プレミアム中食オープンイノベーションラボ整備へのデジタル田園都市国家構想交付金(地方創生拠点整備タイプ)の採択、山陰近畿自動車道の早期全線開通のため(仮称)網野IC〜(仮称)城崎温泉ICの都市計画決定に向けた技術指導や調査予算の確保、桂川の一の井堰について現河川区域にとらわれず、また井堰改築以外のあらゆる可能性を排除しない設計案の検討と早期着工など。
 このほか、6つの柱(@命と健康を守り抜く安心の構築A子育て環境日本一B人や自然との共生社会づくりC未来を拓く産業づくりD文化の都・京都の発信強化E魅力ある地域づくり・基盤整備)のうち、建設関連の主な要望は、病院併設の総合リハビリテーション支援拠点整備への支援、国土強靭化実施中期計画の早期策定と必要な予算・財源の通常予算とは別枠での確保、計画的に公共事業を実施するために資材価格の高騰等を踏まえた予算の確保、科手樋門(木津川)など浸水実績を踏まえた樋門の新設・増強の検討、大戸川ダムの費用縮減の徹底、淀川舟運の船着き場等の整備、下水道雨水対策の集中的な推進及び京都府南部地域における急速な開発を支えるため、下水処理場の増強に必要な予算の確保、脱炭素技術先導拠点ZET−valleyの形成に係る支援、産業創造リーディングゾーンの形成への支援、恭仁宮の環境整備への支援、大宮峰山道路の早期完成、(仮称)大宮峰山IC〜(仮称)網野IC間の早期事業化に対する支援、新名神高速道路の早期全線開通及び関連アクセス道路(国事業・府事業)の供用に向けた予算の集中的な配分、直轄国道の整備推進、京都舞鶴港の機能強化への支援など。