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日刊建設タイムズ社
2023/11/24

【千葉】事業方式は「自前建設」/駅周辺庁舎の方針を決定/建設工事費は約53億円/木更津市議会

 木更津市議会の市庁舎整備特別委員会協議会が22日、市役所駅前庁舎7階議場で行われた。木更津駅周辺庁舎整備の事業手法について、「民間施設の一部の賃借」とするこれまでの方針を転換し、総合費用を最も安価に抑えることができる「自前建設」を採用した。50年間の概算事業費は、建設工事費約53・3億円を含む約146・9億円(市民交流プラザ内装工事費および指定管理料などを除く)。今後は、指名競争入札または随意契約により設計を委託し、2024年3月から25年12月にかけて設計をまとめる方針。同年7月から26年9月までに木更津駅西口駐車場を解体し、同年7月から28年1月まで庁舎建設工事を行い、同年4月に供用開始する。
 建設地は、中央1―1―1の木更津駅西口駐車場跡地など。地元区長などと協力し、駐車場周辺の地権者に協力を求めている。
 新庁舎については5階建て、延べ床面積7478uを検討。フロア等計画は▽1階=公用車駐車場20台、店舗(約430u)▽2階=市民交流プラザ(約1255u)、ペデストリアンデッキ(約236u)▽3階=庁舎スペース(約1487u)▽4階=庁舎スペース(約1487u)▽5階=議会スペース(約1487u)▽屋外=駐車場31台――となっている。
 吾津松太郎委員は設計業務委託について、事業候補者だった新昭和との随意契約締結の可能性について質問。松吉啓・庁舎準備室長は、設計段階での創意工夫の余地が少ないため、指名競争入札または随意契約を検討していくとした。
 
朝日庁舎周辺庁舎/24年8月工事着手
 
 朝日庁舎周辺庁舎については、事業候補者のイオンタウンと12月の基本契約締結を予定。24年7月までに設計を取りまとめ、同年8月から26年1月にかけて庁舎建設工事を進め、同年4月の供用開始。賃借期間は、引渡日から41年3月31日まで。
 定期建物賃貸借、管理業務、事業区画の整備に必要な初期整備などについては、別途、個別契約を結ぶ。

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