トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

滋賀産業新聞
2023/11/28

【滋賀】県大津土木 南郷地先「国分川橋」の歩道設置

 県大津土木事務所は、国道422号・南郷洗堰近くで大津市南郷1丁目と5丁目をつなぐ「国分川橋」について、改良工事を計画している。道幅が狭く歩道が設置されていないことから、両サイドに歩道を張り出して設けるもの。しかし現橋は架設から100年近く経過していることもあり、長大テック(大阪市西区)に委託の設計業務で張り出しで実現できるのかどうか、また他の方法も含めて慎重に判断して具体化を図る考え。委託期間は来年3月22日。
 国分川橋は、昭和元年に架設・供用を開始。延長は7・3b×幅員は8b。構造は上部がRCT桁、下部が重力式橋台2基(基礎形式は不明)。
 架設から100年近く経過しており現状、主桁に施工時のコンクリート打設不良及びかぶり不足が原因と思われる鉄筋露出が見られ、一部は腐食も進行。両外側の主桁については、鋼板やシートで補強されているものの劣化が著しく、鋼板については全体に板厚が減少している。また胸壁や堅壁の端部に外力作用等で生じたと推測されるひびやうきが見られ、道路橋の機能に支障が生じていないものの予防保全の観点から措置を講ずることが望ましい状況。一方で道幅が狭く歩道がないことから今回、歩道設置が可能かどうかを優先して設計業務に入ることとした。

提供:滋賀産業新聞