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建設経済新聞社
2023/11/28

【京都】京都駅周辺地域と京都南部油小路通沿道地域 都市再生緊急整備地域の区域拡大 令和6年秋頃の指定目指す

 京都市の京都駅周辺地域と京都南部油小路通沿道地域について、都市再生緊急整備地域への指定(区域拡大)を目指し、検討が進められている。
 都市再生緊急整備地域は、都市再生特別措置法に基づき、都市再生の拠点として、民間の都市開発事業等を通じて緊急かつ重点的に市街地の整備を推進すべき地域として政令で定めるもの。
 地域指定されると、都市再生特別地区を都市計画に定めることにより、既存の用途規制や容積率制限、高さ制限、日影規制にとらわれず、自由度の高い計画を定めることができ、容積率制限の緩和等が可能となるなどのメリットがある。
 京都市の京都駅周辺地域(旧名・京都駅南地域)と京都南部油小路通沿道地域は、国(都市再生本部)から平成14年10月に指定を受けている(京都駅周辺地域は平成25年7月、平成27年7月に区域拡大)。
 今回の区域拡大について、令和5年10月16日に都市再生緊急整備地域の候補となる地域(候補地域)に設定・公表された。これを受け、11月8日に都市再生緊急整備地域準備協議会がWEB形式で非公開で開かれた。
 11月27日に明らかになった準備協議会の開催概要によると、区域拡大の考え方は、京都駅周辺地域については「今回は都市計画見直しを実施した京都駅南部エリアに焦点を当て、都心部の熱を受け止める新たな拠点の形成と、更に南部の地域への熱の波及を図る」「当該エリアにおける、現時点での土地の利用状況や規模等を踏まえて検討を進める」、京都南部油小路通沿道地域については「東高瀬川ビジネスパーク構想を策定し、その構築に向け取組を進めているエリアであり、機運醸成が図られている」「ビジネスパークとしての発展が求められる範囲での区域拡大を検討」。