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建通新聞社(中部)
2023/11/30

【愛知】名市 西特支校小中 西区浮野に新設整備へ

 名古屋市教育委員会は11月28日、西特別支援学校の教室不足を抜本的に解決するため、西区浮野町の平田荘団地内の市有地に新設整備する方針を明らかにした。早期に開校できるよう準備を進めるとしており、早ければ2024年度の調査設計着手も視野に入れて、今後予算要求をしていくとみられる。
 11月市会定例会で、木下優議員(公明)の質問に対して坪田知広教育長が答えた。
 平田荘団地内の市有地は、西区浮野町のうきの風の子保育園南側に所在。区画道路3号線を挟み2区画に分かれ、面積は北側敷地が約4140平方b、南側敷地が約9800平方b。現況は更地。
 新設整備では、西特別支援学校の小学部・中学部を移設する考えとした。市有地は道路で南北に分かれる形となっているが、特別支援学校では校舎、グラウンドの他、スクールバス転回・待機場や駐車場なども必要なため、安全性を確保しつつ、配置を考えていくと説明した。
 現在の西特別支援学校は、中川区小本1ノ19ノ38のあおなみ線小本駅近くに所在。小学部、中学部、高等部がある。主な施設は全て鉄筋コンクリート造3階建てで、管理棟(延べ床面積2078平方b)、体育館棟(同1764平方b)、中校舎棟(同1601平方b)、西校舎棟(同2101平方b)がある。慢性的な教室不足となっていて、仮設校舎を運動場内に設置している状態。教育委員会では、教室不足解消は喫緊の課題として整備地の検討を本年度に実施していた。


提供:建通新聞社