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建通新聞社
2023/11/30

【大阪】大阪市西区 九条東小学校の統合を検討 

 大阪市西区は、児童数が減少し、二つ以上の学年をひとまとめにした複式学級を持つ九条東小学校など3校の統廃合を検討している。東小に通う九条2ノ14〜29、3ノ1〜8に住む児童は九条北小学校、それ以外の区域に住む児童は九条南小学校に統合。東小は廃校し、有効活用方法を検討する。統合先の小学校は不足する普通教室などの教室を増築・改修する。統合時期は現在校生が卒業する2029年4月を予定している。
 九条北小の所在地は大阪市西区九条南4ノ7ノ38。敷地面積は9910平方b(うち運動場6090平方b)。児童数は241人。29年度に統合した場合の児童数は254人(12学級)となる。
 九条南小の所在地は大阪市西区九条南2ノ13ノ17。敷地面積は8522平方b(うち運動場5190平方b)。児童数は266人。今後、全学年単学級になることが見込まれている。29年度に統合した場合の児童数は336人(12学級)となる。
 九条東小学校の所在地は大阪市西区九条2ノ6ノ2。敷地面積は5389平方b(うち運動場2150平方b)。児童数は65人。敷地内には、鉄筋コンクリート造4階建て延べ1492平方bと同造4階建て延べ1397平方bの校舎、同造3階建て延べ1422平方bの屋体棟がある。統合後には、▽災害時の避難場所▽災害時に必要な地域コミュニティーづくり▽地域活動の拠点―の観点で有効活用を検討する。
 西区九条地域(九条東・九条北・九条南)の小学校の児童数は減少している一方、西区全体の児童数は急増しており、増築などを行っている。本田小学校でも今後南校舎棟の増築が計画され、設計を小河建築設計事務所(大阪市中央区)が担当する。