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日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/12/01

【埼玉】日本造園建設業協会埼玉県支部、街路樹剪定士認定研修会と学科試験を開く

 日本造園建設業協会埼玉県支部(森川昌紀支部長)は29日、街路樹剪定士認定研修会と学科試験をさいたま市内の埼玉建産連研修センターで開き、県内から27人が参加した。
 街路樹剪定士は、日造協の認定資格で、1999年にスタート。これまでに全国で約1万5000人が資格者として認定され、県内では全体の4・6%強にあたる約700人が認定されている。同支部によると、近年街路樹は管理面のコスト縮減を優先させるため、数年に一度の強剪定が実施され、そのために著しく景観を損ねる事例もあることから、街路樹剪定士による見本剪定や常駐などを明記する自治体もある。県内では所沢市が、資格者による指導を、ケヤキ路線における特記仕様書に明記した。森川支部長は「街路樹剪定士の資格を県内でも活用してもらえるよう、国の機関や県土整備部に要望したり意見交換するなど、資格活用に向けた努力をしている」と述べたうえで「皆さまにもぜひこの資格を取得していただき、美しい街路樹による景観形成に力を発揮してほしい」と呼び掛けた。
 この日は、街路樹に関する基礎、剪定、病害虫、植栽基盤整備、安全衛生管理について座学を行った後、学科認定試験を実施した。実技は12月6日、さいたま水上公園でイチョウやサルスベリを使って行われる。試験結果の公表は来年2月頃で、3月には認定証が発行される予定だ。