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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/12/04

【群馬】安中市の24〜26年度実施計画

安中市は2024〜26年度の3カ年実施計画をまとめた。注目される新庁舎建設事業は24年度に本体工事などの着手を計画する。新規事業には24年度に設計を予定する安中小学校給食室ドライシステム化改築事業や第一中学校格技場天井落下防止措置事業などを位置付けた。第一中学校格技場天井落下防止措置事業についても24年度は設計を予定する。主な継続事業は川久保配水池更新事業、道の駅整備事業など。
新庁舎の建設地は安中高校跡地(安中2−2926−1)。基本設計完了時点の規模をRC造3階建て、延べ床面積7724uとしている。延べ床面積の内訳は庁舎本体部が7279uで、庇などが445u。実施設計は24年5月末までの履行期限で、基本計画・基本設計業務を受注した石本建築事務所(東京都千代田区)が進めている。25年度は本体工事、外構工事、備品購入を行い、26年度には引っ越し業務を委託する計画。
安中小学校(安中3−10−43)の給食室ドライシステム化改築事業は24年度に設計、25年度の工事を目指す。新給食室は既存給食室と同一場所に建設。既存の給食室はS造平屋、床面積161・44uとなる。
第一中学校(安中5−8−1)格技場の天井落下防止措置事業は、24年度に設計、25年度の工事を計画。格技場はRC造平屋、床面積1154・642uの規模となっている。
川久保配水池更新事業は、老朽化している既存配水池を耐震性を有した配水池に更新する。整備候補地に松井田町原地内を選定した。24年度に詳細設計および用地取得を行い、25年度は配水池の築造工事や付帯工事を実施、26年度には既存配水池の解体工事を計画する。既存の配水池は1968年の完成。RC造で縦、横約14m、深さ4m、容量790tの規模となっている。
道の駅は松井田町横川地内にあるJR信越本線横川駅(松井田町横川398)隣接地で計画。現時点では横川駅南側の低未利用地での整備を検討。現状はバスロータリー、駐車場、倉庫などが設けられている。2023年度中に基本構想を策定し、24年度は基本計画および管理運営計画業務や用地買収、補償などを予定する。25年度には実施設計を行い、26年度の建設工事を目指す。
このほかの事業は次の通り。
【西毛総合運動公園改修事業】
24年度に第1期工事としてインフィールド改修、25年度に計画する第2期工事ではトラック改修や外周付帯工事を予定する。インフィールドは土舗装となっており天然芝で整備するか、人工芝で整備を行うか実施設計で検討中。トラック改修は老朽化に伴い実施する。全天候型に改修を行う。改修設計・測量業務はオオバ(東京都千代田区)が受託している。
【橋梁長寿命化修繕事業】
24年度は中宿地先に架かる観音橋と中秋間地先に整備されている山ノ神橋を対象に橋梁補修工事を計画するほか、62橋の橋梁定期点検(高速道路跨道橋10橋)を予定。25年度は2橋の補修設計や橋梁点検を88橋(JR跨線橋3橋)を対象に計画する。26年度については、1橋の補修設計や208橋の橋梁定期点検を予定している。
【流域関連公共下水道改良整備事業(国道18号)】
24〜25年度の2カ年で布設替え工事を計画。国土交通省高崎河川国道事務所が国道18号で実施している高崎安中拡幅事業に伴い工事を行う。工事は安中5丁目と安中4丁目の境にある城下交差点から安中5丁目の下野尻交差点付近までの約600m区間が対象。下り線側は城下交差点から下野尻交差点までの約600m、上り線については下野尻交差点から、ばりきや安中店(安中5−11−25)付近までの約160m区間で計画する。
現在、φ200のコンクリートヒューム管が布設されている。設計は冨永調査事務所(高崎市)が受託している。