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日刊建設タイムズ社
2023/12/05

【千葉】26年末の完成予定/市川工場跡地開発進む/事業全容と進捗明かす/京葉ガス

 京葉ガスなどが市川駅南口の市川工場跡地などにおいて進めている開発事業の進捗状況が明らかになった。2026年末の開発エリア全体の完成を目指し、北側の賃貸マンションなどと、南側のコンビニエンスストアの建設にこのほど着工。中央部では既存建物の杭撤去工事を行っており、完了次第、サービス付き高齢者向け住宅、商業施設、分譲マンションの建設工事に着手する。完成予定時期は、サービス付き高齢者向け住宅が25年4月、商業施設が同年9月、分譲マンションが26年9月。そのほか、開発エリア西側などの敷地面積約4500uにレストルームを備えた運動広場を整備する。
 市川市市川南2―72ほかのガス製造工場跡地など約3・8haにおいて、三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンス、イオンリテール、三菱地所リアルエステートサービスと共同で「中高層都市型住宅を中心とした、うるおいある緑豊かなまちづくり」をコンセプトとした開発事業を進めている。
 開発エリア北側の敷地面積4998・18uに建設する賃貸マンションと地域貢献施設は、RC造9階建て、住戸数235戸、延べ床面積1万1873・81u、高さ29m。設計・施工は長谷工コーポレーション。9月29日に着工し、25年5月30日の完成を目指している。
 開発エリア南側の敷地面積約1600uに整備するコンビニエンスストアは、延べ床面積約220u、高さ約5m。8月に着工し、12月の完成を予定。
 近隣住民への説明会は、7月に2回開催し、125人が出席。高い建物ができることによる風環境の変化への対応、工事に際した家屋調査の実施、水害時の避難場所の確保などが意見として挙がった。風環境の変化についてはシミュレーションを行い、風が強くなることが想定される場所に樹木を配置して対応すると応じた。
 なお、隣接する「旧日立金属商事社屋・倉庫」に関しては、自社による解体工事を24年1月31日まで行っている。その後の開発計画については明らかにしていないk_times_comをフォローしましょう
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