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建通新聞社(中部)
2023/12/04

【三重】朝日町 庁舎建設に向け3月に候補地決定

 朝日町は11月22日、「朝日町新庁舎建設基本計画策定委員会」を立ち上げ、1回目の会議を行った。庁舎の竣工後、50年以上が経過し災害対策面や利便性の向上などが課題となったため、建て替えを決定。基本設計に向け、委員会では建設候補地や新庁舎の導入機能などを検討する。建設候補地は柿地内3カ所から2024年3月中に絞り込む。
 22年に策定した基本構想では、建設工事費を約26億円とした。新庁舎の規模目安は延べ4882平方bで、新庁舎を3階建てと想定した場合に必要な敷地面積は7500平方b。現段階での建設候補地は、町体育館周辺や町民スポーツ施設周辺に3カ所あり、いずれも柿地内。事業スケジュールでは、25年度に基本設計を行い、27年度の着工を想定する。
 今回を含め、会議は5回の開催を予定しており、24年1月中に庁舎の導入機能などを検討、3月中には建設候補地を決定する。6〜7月中にパブリックコメントを募集し、8月には基本計画案の答申を行う。
 現庁舎は1964年の竣工から57年が経過し、劣化部分の補修工事を繰り返している。執務スペースが狭く業務に支障を来していることに加え、エレベーターが未整備、地域住民から窓口と共有スペース、駐車場の狭さの指摘があったこと、高潮浸水想定区域に位置していることなどから建て替えを決定した。現庁舎の規模は、鉄筋コンクリート造2階建て延べ2032平方bで、建て替え後の現庁舎を活用するのか解体するのかは未定。

提供:建通新聞社