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日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/12/06

【埼玉】埼玉県電業協会、春日部工業高校で出前授業を開催

 埼玉県電業協会(積田優会長)は1日、県立春日部工業高校で、会員企業への就職サポートの一環として業界を説明する「出前授業」を行った。5、6時限を使って、電気科2年の生徒55人を前に、同校OBで会員企業に就職した若手技術者が、電気設備工事業界の仕事の内容や会社選びのポイントなどを紹介。進路選択の参考として、地域の暮らしを支える業界の重要な役割を伝えた。
 5限の授業は、電気科の熊谷教諭が出前授業の趣旨を説明し、進路選択の参考になるよう有意義な時間としてほしいと期待。その後、電気業界の仕事内容について、わかりやすくまとめた動画を視聴した。当日は協会から、広報委員会の矢嶋博和委員長、平野委員、瀧澤委員。人材育成委員会から佐野雄一朗委員長、中村委員らが出席。業界説明や質疑に応じた。
 続く6限目は、同校を卒業して協会会員企業に就職した3人が仕事内容などの説明を行った。中村電設工業の鈴木航太さんは入社4年目。同社に入社した理由について「社員を思いやる制度がある」などを理由にあげた。現在工事中の草加市役所第二庁舎やJA南彩久喜江面支店や餃子の王将幸手店新築工事にこれまで関わったと報告した。
 倉持電気の中山大貴さんは入社5年目。「職長を任せられるようになり、責任感は大きいが、その分、達成感も大きい。今後はもっと大きい現場の職長を経験できることが楽しみ」と心境を述べた。会社選びについては「私はさまざまな電気工事に興味があり、店舗、公共施設、道路など、幅広く携わっている会社を選んだ。また、自分の仕事によって、誰かの役に立っているというのが実生活でわかるというのも選んだポイント。やりがいのある仕事を皆さんも見つけてほしい」と呼び掛けた。
 佐野電機の橋雅也さんは入社8年目。「8年間、電気工事の仕事を通して電工としてさまざまな施工方法や商品知識を学び、お客様から指名で仕事をもらえるようになった。自分のスキルを仕事に生かし、新しい製品や工法を世の中に広める仕事に就きたい人は、ぜひ電気設備工事の道を一緒に歩みましょう」と入職を促した。