トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建設経済新聞社
2023/12/07

【京都】京都芸大沓掛キャンパス跡地 民間等活用見据え土壌調査

 京都市は、京都駅東部エリアに移転した京都市立芸術大学の沓掛キャンパス跡地について、跡地活用が円滑に進むよう、土壌調査を実施する。
 沓掛キャンパス跡地は、京都縦貫自動車道沓掛インターチェンジから東方へ約750mに位置する京都市西京区大枝沓掛町13−6で、敷地面積は6万8601u(公簿。実測は6万8601・13u、境界確定済み)。用途地域は第一種中高層住居専用地域(建ぺい率60%、容積率200%)で、20m第一種高度地区。既存建物は校舎、倉庫、講堂、体育館、部室、学生会館、機械室、倉庫・機械室、作業所、守衛所、車庫、休憩所、シャワー室等で計40施設の合計延3万3893・67u。
 市は、跡地を取得して活用、又は、定期借地で活用する事業者を公募型プロポーザル方式(総合評価)で選定する。価格及び土地活用案の内容を総合的に審査し、最も優れた事業者を優先交渉事業者として決定する。
 土地活用の提案と併せて、現行の都市計画条件に捉われない提案を可能とし、この場合、活用計画案の実現に向けて必要となる都市計画変更の内容についても、都市計画提案制度を活用し、提案を受ける。
 応募書類の受付は令和6年1月15日〜1月31日。活用計画、都市計画提案(都市計画の変更を伴う場合)の事務局による審査、選定委による提案内容の審査は2月上旬〜3月中旬、優先交渉事業者の決定は3月下旬〜4月頃を目指す。
 その後、市との協議や地元調整を踏まえ、7月頃に基本協定を締結。都市計画手続き(都市計画の変更を伴う場合)を経て、令和7年以降に契約締結、土地の引き渡しを見込む。
 令和5年度末頃の優先交渉事業者の決定を見据え、跡地活用が円滑に進むよう、跡地の土壌調査に乗り出す。
 文化市民局は6日、京都市立芸術大学跡地の土壌調査業務について、公募型プロポーザルで公告した。
 業務内容は、▽地籍調査▽土壌状況調査(表層・配管下)▽土壌状況調査(深度調査・地下水調査)。
 履行期間は令和6年12月10日まで。
 契約上限額は2997万5000円(税込)。
 プロポの主な参加資格は、▽土壌汚染対策法に基づく指定調査機関の登録があること▽業務の範囲に京都府が含まれていること▽元請として、平成25年度以降に履行済みの下水道法に規定する特定施設又は水質汚濁防止法に規定する有害物質使用特定施設に係る3000u以上の土地を対象とした土地履歴調査及び土壌汚染調査計画策定業務実績を有すること▽令和5年度京都市競争入札参加有資格者であること等。
 技術提案書等の提出は12月25日まで。審査結果は12月末頃に通知する。
 担当は京都市文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課(рO75−222−3128)。