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来年12月には建設着工へ



　吉野ヶ里町の進める統合庁舎等整備事業は来年12月には、庁舎の建設工事に着工する。整備予定地は同町の三田川北部共同乾燥施設跡地で、26年３月の完成を目指す。町は着工に間に合わせるため、来年９月―11月にかけて事業者選定を行う予定だ。



　町は、合併特例債の活用期限や町の財政運営を考慮し、中心機能のうち統合庁舎建設を先行することを決めた。

　建設予定地となる三田川北部共同乾燥施設跡地は敷地面積約３・７�f。開会中の定例町議会では、用地購入費６８３７万円を含む補正予算案を提案している。

　建設基本設計および実施設計は、梓・三原ＪＶに発注済み。今月12月には基本設計、来年８月までには実施設計を完了させる予定だ。

　建設工事に関しては、すでに造成された既存施設の跡地を利用するため、庁舎本体建設と追加で必要な造成を一括で発注する。

　事業者の選定は来年９月―11月にかけて行うが、事業者の選定方法に関しては検討中。このほか周辺の町道整備に関しては未定。

　建設に係る費用に関しては建物本体で30億円を見込む。その他の造成、駐車場整備などに係る費用は含まれていない。