トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設タイムズ社
2023/12/08

【千葉】給食の共同調理検討/老朽化や余剰能力考慮/富里市、酒々井町

 富里市と酒々井町は、学校給食の共同調理を検討している。富里市は、学校給食センターの調理能力に余剰が生じていることから、4月に酒々井町に対して共同調理の検討の提案を行った。酒々井町は、学校給食センターの老朽化が著しく建て替えの必要に迫られていることを踏まえ、5月に了承する旨を通知した。今後、協議を進めていく。
 富里市の学校給食センターは、御料1092―3ほかの敷地面積9922・33uに所在。建物は、S造2階建て、延べ床面積2698・85u、2014年度の完成。調理能力は4500食/日。小学校7校、中学校3校、幼稚園2園に給食を提供している。
 酒々井町の学校給食センターは、酒々井167―1の敷地面積2694uに所在。建物は、RC造平屋建て、床面積852u、1982年度の完成。調理能力は3000食/日。小学校2校、中学校1校に給食を提供している。
 2021年度に実施した劣化状況評価などにおいて、安全性・利用状況といった観点や省エネなど環境面を考慮し、早急な改善が必要とされた。
 さらに、21年3月策定の公共施設等総合管理計画では、今まで大規模改修が行われず、蒸気配管などの劣化が著しいとされた。また、現行の学校給食衛生管理基準に適応していないため、保健所から改善が指摘されている。
 22〜31年度を期間とする第2次個別施設計画では、早急に整備に着手する必要があるとした。また、高額な事業費や現在地での建て替えが難しいことから、26年度までの更新に向け、将来的な児童生徒数の減少も見据えつつ、広域連携の可能性を含め多角的な観点での検討が必要とした。k_times_comをフォローしましょう
times