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建通新聞社(岡山)
2023/12/11

【岡山】県備前東備 美岡道路 光木高架橋下部工

 岡山県備前県民局東備地域事務所は、美作岡山道路建設事業の一環として赤磐市光木地内で建設を進めている光木高架橋について、残りの橋脚P2と橋台A1、2の工事を2024年度中に発注したい考え。また、24年度は事業全体に関わる残りの用地買収も引き続き進めていく。
 同高架橋は、橋長311bの鋼4径間連続細幅箱桁橋。形式は、橋台A1が逆T式橋台で基礎形式は杭基礎、橋脚P1〜3が張出式橋脚でP1、2が杭基礎、P3が直接基礎。A2橋台が箱式橋台で直接基礎。高さは、橋台A1が14b、橋脚P1が13・5b、橋脚P2が11・9b、橋脚P3が17・3b、橋台A2が19・5b。
 橋脚P1は10月に完成しており、橋脚P3は本年度から進めていく。法面の設計はエイト日本技術開発(岡山市北区)と基礎地盤コンサルタンツ岡山支店(岡山市北区)の2者、擁壁の設計はウエスコ(岡山市北区)と八千代エンジニヤリング岡山事務所(岡山市北区)の2者がともに23年度中の履行期間で進めている。
 同建設事業は、岡山市〜勝央町区間の全長約36`に及ぶ自動車専用道路を建設する計画で、1993年に事業着手した。これまで2006年2月に熊山インターチェンジ(IC)〜佐伯IC間、12年3月に湯郷温泉IC〜勝央IC間、16年3月に中国縦貫自動車道へ接続する勝央IC〜勝央JCT間、19年3月に瀬戸IC〜熊山IC間と佐伯IC〜吉井IC間が完成している。
 東備地域事務所では、美作岡山道路の一部を成す吉井英田道路の延長11・5`のうち、赤磐市光木〜久米郡美咲町飯岡地内の吉井IC〜柵原IC間の延長約7`を担当。23年度の補正予算として、中国地方整備局は4億7500万円を追加している。
 構造物の位置関係について、南にある吉井ICにつながる光木高架橋から北に向かって黒沢トンネル、延長約700bの土工区間、黒本高架橋、茶臼山トンネル、吉井川橋と続き、柵原ICへつながる予定だが、施工順ではない。
 21年度に国から補助採択を受け、美作岡山間道路建設班を立ち上げ、現在まで事業を進めている。23年度事業費として8億2100万円を計上していた。橋梁部とトンネルの標準幅員構成は総幅員が9・5bで車道幅員が各3・5b、路肩幅員が各1・25b。

提供:建通新聞社