トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2023/12/11

【福井】県建設青年委員会が出前授業/鯖江青年部と土木女子もコラボ/小学生に土木の魅力伝える

 福井県建設青年委員会は11月30日、鯖江市神明町の鳥羽小学校で、ふるさと学習を開催した。
 土木業について紹介し、業界のPRを行うことが目的。鯖江建設業会青年部と鯖江市役所も連携し、5年生の1、2、3組を対象に実施。児童75人が授業を受けた。
 内容は、3つのテーマに基づき、25分間の授業を展開。土木に関わる仕事について、土木関係で働く女性の活躍・躍進について、工事現場などで利用されているドローンの操縦体験を学習した。
 土木に関わる仕事について、建設青年委員会の上野正人さんと、鯖江建設業会青年部の熊野翔太さんが講師となり、動画で土木業について詳しく紹介。上野さんが「土木は、道路やトンネルなどを作り、インフラを整備することで、地域の生活を守る仕事」と伝えた。
 土木関係で働く女性の活躍・躍進については、青年部の真田郁美さんと、鯖江市役所土木課の小森加奈子さん、施設管理課の加藤歩夢さんが講師。クイズ形式で、建設業の生産額や女性が働く割合などを教えた。
 授業の中で、小森さんは「市役所内でも女性が活躍している」と話し、土木関連のイベントを開催するなど、仕事を知ってもらう機会づくりをしていることも紹介した。
 ドローン体験は、体育館で実施。青年部の5人のメンバーが、ドローンの活用内容や操作方法などを説明。実際に操縦も行った。児童たちはドローンが飛行する様子を目の当たりにし、歓声を上げていた。
 その後、児童たちからさまざまな質問があり、青年部のメンバーが応えた。仕事に就いたきっかけについて、冨士土建の工事部で技師として働く真田さんは「事務職をしていた時に、工事内容を聞いて興味が湧いたことがきっかけ。やってみると、男女差も気にならず、やりがいを感じている」と答えた。
 学習の結びに、上野さんは「道路の工事現場を見かけたら、地域の安全を守っていることを感じてほしい。また、建設業について、少しでも興味を持ってもらえれば嬉しい」と伝えた。

hokuriku