トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2023/12/12

【富山】請負金額、件数増で90%増/11月の前払金保証取扱高/東日本保証富山/累計は8%アップに

 東日本建設業保証富山支店は、11月の発注者別前払金保証取扱高をまとめた。
 請負金額は72億7400万円で、前年度同月比90・4%増と顕著なアップを示した。県土木部や市町村の一部で件数が大幅に伸び、2カ月連続の増加となった。
 発注者別の請負金額を見ると、国は同82・7%の大幅減。このうち、北陸地方整備局では、昨年同期に「富山跨線橋補強その10工事」(保証対象請負額約2・7億円)と「R4・5内島高架橋上部工事」(同)の保証があった反動から、7億円減少した。
 独立行政法人等は同22・4%の増。件数、金額ともに大きな変動があった発注機関は見られなかった。
 県は同81・0%の大幅増。このうち、土木部では、件数が昨年同期の57件から91件と大幅に増えたことで、10億円のアップを示した。
 市町村は同274・7%増と大きく伸びた。件数増のほか、入善町では「入善町新庁舎整備事業建築主体工事」の継続保証で11億円、立山町では「(仮称)防災センターおよび児童館建築主体工事」の新規保証で10億円それぞれ増えた。
 一方、4月から11月の累計請負金額は、同8・2%増の985億6800万円。過去5カ年の推移は件数が最下位、請負金額が下から2番目の状況。請負金額は独立行政法人等で大幅アップ、県が増加、国と市町村、地方公社では前年同期を下回った。
 内訳を見ると、増加はネクスコ中日本127億円、県土木部24億円、立山町16億円、高岡市10億円。減少は北陸地方整備局45億円、富山市と富山大学が各10億円、県企業局7億円、氷見市6億円、朝日町5億円など。
 市町村別の前払金保証取扱高累計は、富山市が96億円余でトップ。以下、高岡市約50億円、立山町24億円余、射水市23億円余、入善町18億円余、氷見市16億円余の順などとなった。
 工事場所別の前払金保証取扱高累計は南砺市、富山市、小矢部市などで増加。砺波市と黒部市、射水市、魚津市などで減少している。
 累計の発注者別中間前払金保証取扱件数は、県土木部が12件で最多。富山市が7件、県農林水産部が6件、高岡市が4件で続いた。

hokuriku