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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/12/13

【群馬】平川横塚線、歩道設置事業初弾工へ


県沼田土木事務所は、川場村川場湯原地内で進める主要地方道平川横塚線の歩道設置事業について、1月下旬に初弾工を一般競争入札で公告する。工種は補強盛土工。工期は2024年10月下旬までを予定している。全体事業費は約3億円を見込んでおり、事業期間は22年度に委託発注した詳細設計業務から工事完了の27年まで6年間としている。
初弾工となる今回は、ニチネン川場事業所(川場村川場湯原字関平1643)から南へ約800m付近の東側斜面において、延長83mの補強盛土を実施する。鋼製のエキスパンドメタルを用いた壁面材組立設置を460u、盛土補強を目的としたジオテキスタイルの敷設を3100u行う予定となっている。
同路線は、沼田市利根町平川から沼田市下久屋町を結ぶ主要地方道。歩道設置事業として総延長1100mを対象に、道路幅9・25m、歩道幅2・5mで整備を計画している。
22年度には測量および詳細設計業務として路線測量延長950m、歩道詳細設計延長950mなどを行った。また、同年度にボーリング2カ所での地質調査を完了しており、面積3万3000uを対象とした用地測量と用地調査、建物、付帯物、動産調査などについては、引き続き進めているところ。すべて技研コンサル(前橋市)が担当となっている。
今後は用地買収と予算の状況により、発注を検討していくこととなる。順次、施工などを進めていき、27年度には工事完了の予定としている。
近年、工場の稼働で大型トラックの通行が増え、地元児童の登下校に不安があることなどから、歩行者や自転車の安全な通行を確保するため、歩道を整備し、歩道と車道を分離することで安全な通行空間を確保することを目的としている。また、観光道路としても利用され、夏から秋のシーズンには交通量が増加するため、より安全な路線の実現が望まれている。