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日刊建設工業新聞
2023/12/13

【鳥取】第7次災害査定/土木施設65カ所50億円決定/台風7号被害査定終える/県土整備部

 8月の台風7号被害を対象にした最終の第7次災害査定が8日まで実施され、県下の公共土木施設65カ所に50億5700万円の復旧費が認められた。鳥取市用瀬町別府の国道482号は復旧費8億7000万円が保留となり後日、追って採択となる運び。
 11日、県土整備部が7次査定の結果をまとめ、本省に報告した。
 国道482号(鳥取市用瀬町別府)の復旧内容は、自立式土留め擁壁130bを整備するほか、コンクリートブロック積み276平方bと大型ブロック積み437平方b。1カ所当たりの査定決定見込み額4億円超となることから、保留扱いとなり、月内にも国交、財務両省間協議を経て保留が解除される見通し。
 このほか主なカ所では、国道179号(倉吉市円谷)が延長71bにわたって大型ブロック積み774平方bの復旧に3億1000万円。砂防の荒舟川(鳥取市国府町荒舟)は、延長560bの区間にコンクリートブロック積み2487平方b、底張りコンクリート1942平方bを整備する。復旧費3億円。
 また、市町施設では、町道実光神倉線(三朝町鉛山)の路盤崩落に1億5900万円の復旧費が決まった。
 台風7号被害対象の土木災害査定は、10月からこれまで3次〜7次まで全ての日程を終え、累計では県と市町施設を合わせ390カ所あまり、復旧費190億円が採択された。
 7次査定の概要は次の通り。
※県施設47カ所42億1100万円
▼河川22カ所13億4900万円▼砂防13カ所11億5400万円▼道路12カ所17億0700万円
※市町施設18カ所8億4500万円
▼河川8カ所3億5100万円▼橋梁1カ所1億2700万円▼道路9カ所3億6600万円

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