トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北陸工業新聞社
2023/12/14

【新潟】防災機能の充実など/柏崎市道の駅「風の丘米山」/中間報告

 柏崎市は13日、再整備を計画する道の駅「風の丘米山」の基本設計のうち、機能面などについて産業建設常任委員協議会で中間報告した。
 目指す道の駅の姿として、(1)道路利用者の快適な休憩環境を提供できる(2)観光振興に資する目的地となりうる(3)市民生活の充実に寄与する(4)災害時の道路利用者や市民の拠り所となる−の4項目を挙げ、実現のための各機能を説明した。
 主な内容をみると、防災機能については、国道側駐車場に地域住民や道路利用者の緊急避難スペース、丘側駐車場に災害派遣車両などの基地としての機能のほか、救急ヘリなどのランデブーポイント機能を備える。また、丘側道路休憩施設に自衛隊や災害対応関係者の拠点、国道側地域連携施設は食糧供給拠点、丘側同施設には防災資機材などの保管場所の機能をそれぞれ設ける。休憩機能としては現在110台となっている駐車場は、国道側エリア分も含めた253台とし、新たにEV充電器も2台設置する。このほか、情報発信機能として新たに情報コーナーなども設けるとともに、地域連携機能として丘側エリアに絶景展望台なども整備するとした。
 2015年以降、道の駅としては休止中の同施設を老朽化が進む日本海フィッシャーマンズケープと一体で再整備する。ハード面では国道側エリアに道路休憩施設、商業施設(民設民営)を建設。丘側エリアには道路休憩施設を建てるとともに、芝生広場、遊具エリア、花見エリアなどを配する。スケジュールでは2024年度に実施設計、25〜27年秋ごろに整備工事を実施。27年秋ごろのグランドオープンを予定。1年間の利用者数は両エリア合計で65万人を目標に設定。
 再整備可能性調査は一般財団法人電源地域振興センター、基本設計調達支援は協和コンサルタンツ、基本設計はグリーンシグマが担当。

hokuriku