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滋賀産業新聞
2023/12/18

【滋賀】県湖東農振 安食川2期地区の泉橋更新

 県湖東農業農村振興事務所田園整備課は、「県営農地防災事業・安食川2期地区」土地改良事業における排水路更新整備に伴う拡幅のため計画している日夏町地先の既設農道橋の更新整備は、22年度橋梁工実施設計を完了し23年度発注した初弾となる橋梁下部工を24年7月まで施工・完了し、予算措置等が順調にいけば24年度半ばにも上部工を一件で発注・着工したい考え。
 23年度発注した安食川2期地区橋梁第1工事は英機工(彦根市)が担当し(8月23日開札)、彦根市日夏町地先における橋台工2基、橋脚工1基、鋼矢板打設45b、笠コンクリート工56b―の橋梁下部工を進めている。工期は24年7月31日まで。23年度はこのほか、排水路第5―2工事を勝村建設工業(大津市)に発注し(11月17日開札)、鋼矢板打設120b、笠コンクリート工24b、付帯工一式―を24年5月14日まで進める。
 22年度には安食川2期実施設計その5業務で上部工、橋台工、橋脚工、基礎工など橋梁工実施設計一式を浜エンジニアリング(長浜市)に委託し2月中旬まで期間を延長し完了。計画では日夏町地先の現状は橋長約28・5b、幅員2・5b規模の既設コンクリート橋梁「泉橋」について、排水路更新整備による幅員拡幅を要するため、橋梁の架け替え整備を行う。
 安食川2期の土地改良事業では22年度、優先的に施工する既設ポンプ場の揚水機場建屋の解体工事を発注(吉岡組)し完了。既設ポンプ場解体設計は21年度びわこエンジニアリング(大津市)が担当。既設ポンプ場の解体進捗を受けて次いで下流側の残工区から排水路更新工事を発注し(小澤産業)、鋼矢板打設48・8b、笠コンクリート工50・4b、給水施設移設工一式)を6月2日までの工期で進めてきた。21年度発注済の別工区3ヵ所の排水路更新工事は2件が22年度中、1件が10月まで施工し完了。
 「泉橋」の架け替え整備については23年度下部工を発注済で24年度まで施工、24年度に上部工を発注し完了させると共に、27年度の事業完了に向け22年度まとめた最終の設計業務となる8ヵ所計1220bについて24年度以降も、残工区から優先度が高く着工可能な箇所から排水路更新工事を順次、発注・施工。
 同事業で最終となる実施設計業務は22年度石居設計(彦根市)に委託し、安食川の彦根市清崎町地先の最上流側の最大工区L841bと、下流側のそれぞれL136b、L115b、L15b、L25b、L71b、L7b、L10b―の8ヵ所を合わせた計1220b。設計では排水路タイプと実施断面を検討し詳細を決め、構造図作成や付帯構造物の工法を決定。
 「県営農地防災事業・安食川地区土地改良事業」は1期約800b、2期約2400bの全長約3200bで計画。計画年度は13年度から27年度までの15年間で、1期は完了している。

提供:滋賀産業新聞