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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/12/19

【群馬】東部水道企業団で建設工事を25年度


群馬東部水道企業団は、老朽化から計画する太田本所(太田市浜田町11−28)の建て替え工事を2025年度から着手する。23年度は新設する建物の基本設計および実施設計、既存庁舎の解体に関わる実施設計業務を石井設計(前橋市)が公募型プロポーザルにより選定され、24年7月までを目指して設計業務を進めている。建設工事は25年6月から27年1月までとし、27年2月ごろに庁舎移転を目標とする。
太田本所は1969年に建設され、建設から50年以上が経過している。2012年度には耐震診断を実施したが、耐震不足判定を受け、利用者や職員の安全性を確保するために建て替えることとなった。
プロポーザルにあたっては@利用しやすく親しみやすい快適な庁舎A住民の生活を守る安全・安心な庁舎B長期間にわたって使用できる効率的で経済的な庁舎C環境に優しいエコな庁舎−の基本理念において提案を受け、審査を実施した。
予算に関しては23年度当初予算により継続費を設定。太田本所庁舎建設事業として計画し、内訳は◇23年度=3000万円◇24年度=8億200万円◇25年度=3億6000万円◇26年度=6億3000万円◇27年度=1億1800万円−。事業費の内訳は設計業務費1・4億円、工事費17・1億円、既存庁舎解体工事費9000万円、移転費用3000万円などとしている。
建設地は旧学校教育センター(太田市下浜田町1088−2)の解体跡地となる。解体工事費は太田市の一般会計当初予算で1億4773万円を計上しており、同市から発注を行った。同センターは1973年に建設されたRC造3階建て地下1階、延べ床面積2641・43uの施設。解体後の敷地面積は約6600uとなる。解体後の敷地面積は約6600u。解体はハツガイ(太田市)が3月22日までを工期として工事を実施中となる。
庁舎整備は水道庁舎としての機能面、将来の維持管理コストなどを検討。基本方針を踏まえて◇防災拠点機能◇窓口サービス機能◇ユニバーサルデザイン◇事務・執務機能(車庫・倉庫・会議室等含む)◇福利厚生機能◇防犯セキュリティ機能◇環境負荷低減◇駐車場・駐輪場機能◇その他の機能−を想定しており、これから詳細を詰めていく。構造や階数などは現段階では未定だが、基本計画段階では、延べ床面積は約3500uとなりそう。基本計画策定業務は高橋建築設計事務所(前橋市)がまとめ、用地測量については神岡測量(太田市)が実施した。
なお、現在の太田本所はRC造3階建て、延べ床面積約3000u。敷地面積約4500uとなる。庁舎解体後の敷地は市が運用する方針としている。