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建通新聞社(神奈川)
2023/12/13

【神奈川】横浜市 戸塚駅周辺浸水対策24年度準備工

 横浜市環境創造局は、戸塚駅周辺などの浸水対策として、「柏尾川右岸雨水幹線」と「栄第二水再生センター第4ポンプ施設」を整備する。2024年度に工事ヤードを設ける準備工事を発注。25年度にも雨水幹線の発進立坑の築造工事に、早ければ26年度に雨水幹線のシールド工事に着手する見通しだ。到達立坑は工事の進捗を踏まえて公告する。ポンプ施設は25年度まで実施設計を行い、その後工事を発注する考え。31年度の供用開始を目指す。
 柏尾川沿いの戸塚駅を含む面積約300fで、時間降雨量約60_対応とし、浸水被害を軽減させる。また、排水能力に余裕を持たせることで、供用から約40年が経過した戸塚ポンプ場と笠間ポンプ場の再構築を円滑化する。
 柏尾川右岸雨水幹線の総延長は6・4`。内径は、戸塚ポンプ場(戸塚区戸塚町)〜栄第二水再生センター(栄区長沼町)第4ポンプ施設間は4250_(延長約2・6`)、笠間ポンプ場(栄区笠間)〜栄第二水再生センター第4ポンプ施設間は3250_(延長約3・3`)。両ポンプ場から時間降雨量約50_を超えた雨水を取り込んで、栄第二水再生センター第4ポンプ施設から柏尾川へ排水できるようにする。
 24年9月30日の納期で、実施設計を日水コン横浜事務所(横浜市中区)が担当している。
 一方、栄第二水再生センター第4ポンプ施設では毎秒約5立方bの雨水と同約2・5立方bの汚水を排水できるようにする。規模は鉄筋コンクリート造地下5階地上3階建て。地上高は約20b、地下深さが約40b。幅約25b×長さ約130b。
 24年度は工事ヤードを確保する工事に着手する予定だ。本体工事の着手時期は、現在検討中。
 12月28日の納期で、日水コン横浜事務所が基本設計を担当。その後、25年度までに実施設計を行う。
 所在地は栄区長沼町82。

提供:建通新聞社