トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2023/12/12

【神奈川】済生会南部病院再整備 1月にも募集開始

 済生会支部神奈川県済生会(横浜市神奈川区西神奈川1ノ13ノ10)は、ECI方式(技術提案・交渉方式)による横浜市南部病院の再整備を検討しており、早ければ2024年1月下旬に事業者の募集を開始する見通しだ。市の旧港南工場を解体し、跡地に南部病院を移設する。解体工事は24年度下半期に、本体工事は早ければ25年度末に着手する。28年度末の開院を目指す。
 ECI方式は、ゼネコンが工事の請負予定者として、実施設計の段階から設計者に協力し、工期短縮などの提案を行って設計に反映させる手法。
 解体する旧港南工場の規模は、鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造・鉄骨造地下5階地上6階建て延べ1万6744平方b。
 新病院の規模は地下2階地上4階建て延べ3万6000〜3万8000平方b。病床数は420床で、免震構造を採用する。
 建設地は横浜市港南区港南台8ノ4ノ2。敷地面積は約4万平方bで、市から無償で借り受ける。
 解体の修正設計と本体工事の基本設計は佐藤総合計画(東京都墨田区)が担当する。
 南部病院は、横浜市の地域中核病院の一つとして1983年に開院した。築後40年が経過し、施設が老朽化、狭隘(きょうあい)化しているため、再整備する。
 既存の南部病院は、病棟が5棟立ち、総延べ床面積2万9421平方b、病床数が500床。
 所在地は横浜市港南区港南台3ノ2ノ10で、敷地面積は1万4456平方b。
 市有地のため移設後の跡地利活用は市が検討する。

提供:建通新聞社