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建通新聞社(神奈川)
2023/12/20

【神奈川】川崎市 大師橋下り線で耐震補強設計

 川崎市は、多摩川に架かる大師橋(下り線)の耐震補強を計画しており、設計をドーコン横浜事務所(横浜市鶴見区)に委託した。履行期限は2024年3月29日まで。1995年に発生した兵庫県南部地震以前の基準で設計されているため、最新の基準に従った耐震補強設計や工事に要する期間、概算費用などをまとめる。工事の発注年度は未定で、施工は複数年かかると想定している。
 大師橋(下り線)は橋長550b、幅員15・7bで、川崎市側が4径間連続鋼箱桁橋、東京都側が2径間鋼斜張橋。設計は兵庫県南部地震以前の94年に実施し、97年に完成した。今後懸念される地震に備えて橋梁の落下などに伴う2次災害を防止するため、2017年に改訂した道路橋示方書などに対応した耐震補強設計を行う。
 この他、橋梁の耐震化と併せて本格的な補修工事を実施するため、23年度に実施している5年に1度の定期点検で「予防保全段階」「早期措置段階」と診断された損傷の補修設計もまとめる。
 所在地は川崎区大師河原1ノ3地先。

提供:建通新聞