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滋賀産業新聞
2023/12/27

【滋賀】東近江市 永源寺中学校の校舎大規模改修

 東近江市教育委員会教育総務課教育施設係は、昨年度の基本設計に引き続き、今年度、実施設計業務を進めている市立永源寺中学校校舎大規模改修工事について、2024年度の着工に向けて予算要求を進めている。
 計画では来年度から2ヵ年。まず、新普通教室棟を既存の普通教室棟と特別教室棟の間の空閑地に建設し、次年度に既存の特別教室棟と柔剣道場の改修工事、現普通教室棟の解体工事などを実施し完了する。
 設計業務は泣Gム・ユー建築企画(東近江市)が担当し、今年度内完了を目途に進めている(なお、同業務には監理業務を含め委託期間は26年3月31日までとなっている)。
 永源寺中学校の現施設は、同市山上町4300番地の4万5834・75平方bを敷地に、▽普通教室棟=1976年度(昭和51年度)竣工、RC造2階建、延1765平方b、▽特別教室棟=74年度(昭和59年度)竣工、RC造2階建、延1361・13平方b、▽屋内運動場=66年度(昭和41年度)竣工、RC造平屋一部2階建、延1292・8平方b、▽柔剣道場(1階はランチルーム)=02年度(平成14年度)竣工、S造2階建、延1112平方b―などからなる。
 昨年度の基本設計で老朽化の著しい「普通教室棟」は、既存の普通教室棟と特別教室棟の間の空閑地に建替えを決定。新普通教室棟は鉄骨造で、階数は既存と同じ2階建て。内装については木質化を考慮した仕様とする。必要諸室は、職員室、校長室、保健室、印刷室、放送室、相談室、昇降口、職員トイレ、職員更衣室、各階配膳室、普通教室4〜6クラス、特別支援教室2〜3クラス、各階生徒用便所、エレベーター―などで、太陽光発電機の設置を行なう。延床面積は、既存規模より若干減る見通し。
 「特別教室棟」は、屋上防水及び樋の改修、外装吹付け及びタイル貼りの全面改修、外部建具及び建具周囲防水の改修、既存諸室(理科室、理科準備室、生徒会室、トイレ、美術室、美術・技術準備室、技術室、廊下、階段、音楽室、コンピューター室、被服室、被服・調理準備室、調理室)については協議により部屋の入替など配置計画を行なった上で改修、内部建具の改修、什器類・衛生器具類の更新、トイレの洋式化及び内装の乾式化への改修、既設照明器具のLED改修―などを行なう。また、「柔剣道場」は、1階のランチルームの改修を行なうとしている。
 以上、設計発注段階における概算工事費は、9億円から11億円。なお、今回の大規模改修工事設計業務に屋内運動場は含まれていない。
 現永源寺中学校は、04年(平成16年)4月1日に永源寺町立の政所中学校と青野中学校が統合し、青野中学校施設を活用し設立された。05年(平成17年)2月11日に市町村合併により、東近江市が発足、東近江立永源寺中学校となった。

提供:滋賀産業新聞