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秋田建設工業新聞社
2023/12/27

【秋田】6橋の補修や補強、2橋の設計を2月に公告/概算工事費は計5.9億円

 秋田地域振興局建設部は、男鹿市の船越陸橋、八竜橋側道橋、五城目町の六右エ門沢橋、水上沢橋、秋田市の弥兵衛橋、小友沢橋で補修や補強の工事を行うほか、洞門の橋、長橋、サイクリング大橋の補修設計を委託する。いずれも2月中旬頃の公告を予定しており、おおむね8カ月の工期・履行期限で進める予定。概算工事費の合計は5億9,800万円。

 男鹿八竜線・男鹿市船越字杉山の船越陸橋(L233.2m、W10.5m〔車道W6m〕)では、今回から上部工の補修に着手。まずは3径間分を予定しており、主桁補強(炭素繊維補強)、上部工補修(断面修復)、落橋防止装置の設置(概算8,000万円)を行う。来年度以降は橋脚の耐震補強(2基)も予定している。

 男鹿昭和飯田川線の八竜橋側道橋(男鹿市船越、L335.7m、W2.25m、独立型側道橋)では、橋脚補修18基のうち6基が完了しており、今回発注分は6基(ハツリ、打換、概算6,000万円)。その後の残整備は6基となる。

 五城目町の国道285号では、富津内中津又の六右エ門沢橋(L70m、W11m〔車道W6.5m〕)において、残整備となっている桁の塗装(概算1億1,700万円)と、頬杖の周辺で崩落しかけている法面の保護工(同2,800万円)を実施、補修の全メニューが完了予定。

 同字川堤にある水上沢橋(L55m、W11m〔車道W6.5m〕))では、残整備となっている桁の再塗装(同1億1,000万円)を行って完了を目指す。

 秋田市内では、川添下浜停車場線・秋田市下浜羽川堂ノ前の弥兵衛橋(L14.6m、W7.6m〔車道W6.6m〕)で床版打換、伸縮装置取り替え、支承補修、橋台補修、橋面・地覆・高欄補修、桁補修(主桁補修、横桁取り替え、再塗装)を実施。単年度で整備を終える予定。概算工事費は1億5,000万円。

 秋田空港線・小友沢橋(L73m、W10.5m〔車道W6m、歩道W2.5m〕)では今回、座屈拘束ブレース設置、粘性ダンパー設置(概算1億円)を実施。補強ではこのほか、横支材増設、支承取替、当て板補強、部材取替、グラウンドアンカーを、補修では橋面、床版、排水施設、再塗装、鋼部材、橋台を予定している。

 補修設計を委託する橋梁は、雄和仁別自転車道線・秋田市山内字上台にある洞門の橋(L37.8m、W2m、上部工:3径間単純H桁橋)、雄和仁別自転車道線・秋田市仁別字栗畑台の長橋(昭和51年架設L50.7m、W2m、上部工:3径間単純H桁橋)、秋田河辺雄和自転車道線・秋田市雄和椿川のサイクリング大橋(昭和43年架設L109m、W3m、上部工:上路鋼ローゼアーチ橋)。いずれも平成30年度の点検でランクV(早期措置段階)の判定。補修メニューの詳細はこれから固める。

提供:秋田建設工業新聞社