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建設新聞社
2024/01/09

【東北・宮城】柴田町が新図書館基本構想案を公表

 柴田町は、新図書館建設における基本構想案を公表した。パブリックコメントは2月2日まで募集している。
 今月上旬にも基本計画・設計および実施設計プロポーザルの公告を予定している。参加表明書は公告から10日程度で今月中旬まで、提案書は1カ月程度経つ2月上旬までに提出を求める。1次書類審査は2月上旬、2次ヒアリング審査は同下旬ごろに行い、3月に候補者を決定・公表する予定。今年10月までに基本計画・設計を策定し、11月から実施設計を作成。建設工事は2025年度後半に着手し、27年度の完成を目指す。開館は28年4月を見込む。
 既存図書館は収容可能冊数が少ないことや十分な閲覧スペースが確保できないこと、施設の老朽化、バリアフリーの未対応などの課題を抱えているとこから、建て替えとなった。
 新図書館建設は、第6次総合計画(19〜26年度)に盛り込んだ事業で、船迫公民館と郷土館を含む複合施設として計画している。建設予定地は船岡西1の6の26地内にある「しばたの郷土館」北側の敷地約5000平方b。
 新設規模は1200〜1500平方bを想定している。蔵書は8万冊を想定し、開架は5万冊、閉架は3万冊とする。各スペースの広さは、全体の想定延べ面積によって、開架書庫は710〜841平方b、閉架書庫は80〜150平方b、研修室等は300〜377平方b、管理部門は110〜132平方bの範囲内とする。全体事業費は13億5000万円を上限とした。
 構想案では基本理念に「本と出会い、人をつなぎ、地域の未来を拓く図書館」を掲げた。機能については、図書館利用エリアのほか、30人程度の研修室や交流エリアとしてエントランスホール(飲食スペース含む)、屋外読書コーナーなどを設ける。
 なお、基本構想策定支援業務はぎょうせい、図書館設計プロポーザルのアドバイザリー業務は宮城県建築住宅センターにそれぞれ委託している。

 提供:建設新聞社