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滋賀産業新聞
2024/01/10

【滋賀】竜王町 竜王小学校の移転新築

 竜王町は、計画推進している竜王小学校移転新築整備事業について、8月〜9月頃の工事発注に向け、最終調整を進めている。
 8月頃までに業者選定を終えた場合は9月町議会に、9月以降に業者決定した場合は12月町議会に契約承認を求める方針。工期は18ヵ月程度を想定。注目の発注方式は現段階で一般競争入札が有力視されており、関係者らで早期に方式決定を図る見通しだ。
 なお、基本設計・実施設計業務は、教育施設研究所大阪事務所(大阪市北区)が担当している。
 竜王小学校は、71年(昭和46年)建設で、規模は校舎棟は3棟(3階建及び平屋建)、計延4611平方b、体育館は平屋建、延1113平方b、建物敷地1万9078平方b、運動場敷地2万1190平方b。新小学校の移転地は、同町綾戸1021にある町立図書館北側の約3万平方b。ここに、既存小学校と同規模程度の小学校を建設する。スケールの大幅な変更は予定していないが、バリアフリー化や、防災・地域コミュニティースペースの設置が加えられる見通しだ。
 同事業は町全体で概ね10年後の完成を目指す「竜王町コンパクトシティ化構想」に基づく町役場周辺での中心核整備事業の中のリーディングプロジェクトと位置付ける「交流・文教ゾーン整備」の内、最初の具体化案件として取り掛かっているもの。過年度に整備基本構想策定業務を、サンワコン滋賀支店(守山市)に、基本計画策定業務を、丸山建築事務所(大津市)にそれぞれ委託している。
 コンパクトシティ化構想は、「子どもと暮らす喜びを実感できるまちづくり」を基本コンセプトに、「利便性が高く多様な交流を育む中心核」「地域コミュニティの維持・活性化」「中心核と地域コミュニティのネットワーク」の3つの柱を中心に各種整備を図っていくもの。同事業を含むリーディングプロジェクトと位置付ける「交流・文教ゾーン」は、「利便性が高く多様な交流を育む中心核」に含まれる施策で、「交流・文教ゾーン」以外にも、飲食店・カフェ・特産物販売・ホームセンター・民間医療施設・学習塾・金融機関等を設置する「複合ゾーン」、戸建て住宅や集合住宅を設置していく「居住ゾーン」などの事業を今後展開していく。

提供:滋賀産業新聞