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建通新聞社(中部)
2024/01/10

【愛知】あま市 旧七宝庁舎跡地の活用方針検討進む

 あま市は、2023年に新庁舎へ行政機能を移転したことに伴い、旧七宝庁舎の跡地を社会福祉施設の誘致候補地とする考えでいる。早ければ24年度の新規事業に盛り込まれる見込みだ。
 市は公共施設再配置計画で、老朽化が進む障がい者の就労支援などを行っている福祉作業所について、新たに同等の機能を備えた施設を整備するため、福祉事業者らを市内へ誘致する方針を示している。23年6月議会では、同施設の整備地として旧七宝庁舎の跡地を第1候補とする方向性を明らかにした。
 今後は、福祉事業者の誘致の他に売却や貸し付けといった手法も視野に入れながら、公有財産利活用検討委員会などで具体的な利用方針を決定する。
 また本庁舎と甚目寺庁舎の跡地利用については現段階では未定。今後は、24年度内には解体工事を完了させ、市内にある既存施設の状況を考慮しながら利活用方針について順次検討を進めていく見込みだ。
 旧庁舎3棟の解体は、前田産業名古屋支店(名古屋市千種区)が12月10日までの工期で進めている。
 各庁舎の所在地は、七宝庁舎が七宝町桂城之堀1で敷地面積5744平方b。本庁舎が木田戌亥18ノ1で敷地面積1万7763平方b。甚目寺庁舎が甚目寺二伴田76で敷地面積7712平方b。


提供:建通新聞社