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建設経済新聞社
2024/01/10
【京都】翔鸞小学校で給食室建替え等 令和７・８年度工事見据え設計 先行して令和６年度に北校舎に昇降口設置等
京都市は、翔鸞小学校と柏野小学校の統合を見据え、翔鸞小学校で給食室棟の建替えなど教育環境整備を計画している。
地元からの要望を受け、京都市北区の柏野小学校を、同じ衣笠中学校区にある上京区の翔鸞小学校へ統合する。校名を「翔鸞小学校」とするにあたり、小学校条例の一部改正案を令和５年５月市会に提出し可決した。令和７年４月１日の施行を予定。統合時に児童数は約３００人程度となる見込みで、各学年１学級ずつだったところが、統合時には各学年２学級になる見込み。
翔鸞小学校では、①給食室棟の建替え（統合後の喫食数に対応できる給食室棟を現給食室棟を解体した跡地に建設）②多目的室の整備（学年全体（２学級）での活動が可能な多目的室を建替えた給食棟の２階に整備）③校舎棟等の整備（既存校舎を活用し、バリアフリー対応の環境を整備するため、関係法令適合やエレベーター設置などを行う）を計画。
解体するのは、給食室棟（Ｗ造平屋建、91・０㎡）、既存給食室棟サービスホール（Ｓ造平屋建、32・０㎡）、既存給食室棟物資倉庫（Ｓ造平屋建、７・８㎡）、既存給食室付属室（Ｓ造平屋建、９・０㎡）、既存給食室棟渡り廊下（Ｓ造平屋建、10・８㎡）。
新給食室棟は、１階がＲＣ造、２階がＷ造の混構造とする。２階建で１階を給食室、２階を多目的室とする。内装等は積極的に木質化を図る。環境負荷の低減のため「ＺＥＢ Ｒｅａｄｙ」を目指す。建物規模は延５８７・２㎡。
増築する建物は、倉庫１（軽量Ｓ造平屋建、約50・０㎡）、倉庫２（軽量Ｓ造平屋建、約34・０㎡）、防災倉庫（軽量Ｓ造平屋建、約35・０㎡）、新自転車置場（軽量Ｓ造平屋建、約23・０㎡）、ゴミ置場（軽量Ｓ造平屋建、約３・０㎡）。
敷地南側の便所（ＣＢ造平屋建、11・２２㎡）について、便所内の内部改修（男女共用から男女別に変更、間取り変更）、開口部の新設及び延焼のおそれのある部分の建具を防火設備に改修、和便器の洋便器化、上記に伴う電気設備、空調衛生設備改修などを行う。
北校舎について、家庭科室（１階）、理科準備室（２階）、防災倉庫（３階）部分にエレベーター昇降路、ホール及びエレベーターを設置する。昇降路の構造は、基礎ＲＣ造、地中梁ＲＣ造、柱及び梁（Ｓ造、耐火被覆（１時間））とする。昇降路及びホール壁は１時間耐火遮音間仕切壁とする。エレベーターは11人乗りとし、扉は窓無しで、カメラ付とする。
北校舎（ＲＣ造３階建、延３１７５・６㎡）の主な改修工事は、▽屋内階段（東・西）の各階に、袖壁、耐火クロス製スクリーンシャッターを新設し、建築基準法施行令第１１２条に規定する竪穴区画を形成する。袖壁の形状は生徒の動線を考慮し安全性の検討をする▽袖壁・耐火クロス製スクリーンシャッター設置後も廊下幅を有効１・８ｍ以上確保する▽屋外階段（２ヵ所）への扉を常閉防火設備へ取り換える▽建築基準法施行令第１１４条に規定する区画が必要な箇所について防火設備を新設する等により区画を形成する▽内装制限に係る居室及び避難経路の内装材は、準不燃化とする▽西妻面に庇（Ｄ３００、Ｌ５０００）を設置する▽エレベーター設置に伴い、１階の家庭科室をランチルームへ、学童使用教室を家庭科室へ、２階の理科準備室の一部を倉庫へ、３階の防災倉庫を更衣室へ改修する。
本館（ＲＣ造２階建、延７４２・５㎡）の主な改修工事は、▽建築基準法施行令第１１４条に規定する区画が必要な箇所について防火設備を新設する等により区画を形成する▽郷土室、会議室の内装材は準不燃化とする▽会議室の既設流し台を改修する。
このほか、学童保育所（Ｗ造平屋建、１１８・８㎡）の既設流し台の改修、敷地内にある既存樹木等の撤去、北校舎南側に花壇・菜園の新設などを予定。
概ね令和７年度に第１期（北校舎エレベーター設置及び改修、本館改修、学童保育所改修等）、８年度に第２期（新給食棟増築、倉庫増築等）の工事を進める予定。また給食室棟の建替えに伴い、仮設給食室を設置する。
これらの工事に先行して、北校舎昇降口設置、本館職員室拡張等の工事を計画。令和６年度に工事を行う予定。
なお市は、令和５年度に公募型簡易プロポーザルの京都市立学校の校舎長寿命化事業及び京都市立翔鸞小学校整備事業に係る基本計画策定業務委託について、三宅建築事務所（京都市左京区）を受託候補者に選定。
また翔鸞小学校北校舎棟ほか１棟改修工事設計業務委託ただし、建築及び設備工事基本設計・実施設計業務について、令和５年７月開札で三宅建築事務所が落札した。
市教委は１月９日、京都市立翔鸞小学校整備事業給食室棟建替及び北校舎ほか改修工事設計業務委託について、公募型簡易プロポーザルで公告した。
業務内容は①京都市立翔鸞小学校整備事業に係る給食室棟増築及び北校舎ほか改修工事における基本設計及び実施設計（第１期工事）②京都市立翔鸞小学校整備事業に係る給食室棟増築及び北校舎ほか改修工事における基本設計及び実施設計（第２期工事）③京都市立翔鸞小学校整備事業に係る既存給食室棟ほか解体撤去工事における実施設計。
履行期間は令和７年８月29日まで。
プロポの主な参加資格は、▽建築士法第23条第１項に規定する一級建築士事務所の登録を受けている建築士事務所であること▽京都市の一般競争入札有資格者名簿（京都市競争入札参加有資格者名簿（測量・設計等）における登録種目が建築設計であるもの）に登録されている単独企業であること▽京都市公契約基本条例第２条第３号に規定する市内中小企業であること等。
参加表明書、技術提案書の提出は２月６日まで。書面審査は２月14日。技術提案書審査結果の通知は２月19日に発送予定。
概算予定価格は４４５６万円（税抜）。
担当は京都市都市計画局都市企画部都市総務課（℡０７５－２２２－３６１０）。
地元からの要望を受け、京都市北区の柏野小学校を、同じ衣笠中学校区にある上京区の翔鸞小学校へ統合する。校名を「翔鸞小学校」とするにあたり、小学校条例の一部改正案を令和５年５月市会に提出し可決した。令和７年４月１日の施行を予定。統合時に児童数は約３００人程度となる見込みで、各学年１学級ずつだったところが、統合時には各学年２学級になる見込み。
翔鸞小学校では、①給食室棟の建替え（統合後の喫食数に対応できる給食室棟を現給食室棟を解体した跡地に建設）②多目的室の整備（学年全体（２学級）での活動が可能な多目的室を建替えた給食棟の２階に整備）③校舎棟等の整備（既存校舎を活用し、バリアフリー対応の環境を整備するため、関係法令適合やエレベーター設置などを行う）を計画。
解体するのは、給食室棟（Ｗ造平屋建、91・０㎡）、既存給食室棟サービスホール（Ｓ造平屋建、32・０㎡）、既存給食室棟物資倉庫（Ｓ造平屋建、７・８㎡）、既存給食室付属室（Ｓ造平屋建、９・０㎡）、既存給食室棟渡り廊下（Ｓ造平屋建、10・８㎡）。
新給食室棟は、１階がＲＣ造、２階がＷ造の混構造とする。２階建で１階を給食室、２階を多目的室とする。内装等は積極的に木質化を図る。環境負荷の低減のため「ＺＥＢ Ｒｅａｄｙ」を目指す。建物規模は延５８７・２㎡。
増築する建物は、倉庫１（軽量Ｓ造平屋建、約50・０㎡）、倉庫２（軽量Ｓ造平屋建、約34・０㎡）、防災倉庫（軽量Ｓ造平屋建、約35・０㎡）、新自転車置場（軽量Ｓ造平屋建、約23・０㎡）、ゴミ置場（軽量Ｓ造平屋建、約３・０㎡）。
敷地南側の便所（ＣＢ造平屋建、11・２２㎡）について、便所内の内部改修（男女共用から男女別に変更、間取り変更）、開口部の新設及び延焼のおそれのある部分の建具を防火設備に改修、和便器の洋便器化、上記に伴う電気設備、空調衛生設備改修などを行う。
北校舎について、家庭科室（１階）、理科準備室（２階）、防災倉庫（３階）部分にエレベーター昇降路、ホール及びエレベーターを設置する。昇降路の構造は、基礎ＲＣ造、地中梁ＲＣ造、柱及び梁（Ｓ造、耐火被覆（１時間））とする。昇降路及びホール壁は１時間耐火遮音間仕切壁とする。エレベーターは11人乗りとし、扉は窓無しで、カメラ付とする。
北校舎（ＲＣ造３階建、延３１７５・６㎡）の主な改修工事は、▽屋内階段（東・西）の各階に、袖壁、耐火クロス製スクリーンシャッターを新設し、建築基準法施行令第１１２条に規定する竪穴区画を形成する。袖壁の形状は生徒の動線を考慮し安全性の検討をする▽袖壁・耐火クロス製スクリーンシャッター設置後も廊下幅を有効１・８ｍ以上確保する▽屋外階段（２ヵ所）への扉を常閉防火設備へ取り換える▽建築基準法施行令第１１４条に規定する区画が必要な箇所について防火設備を新設する等により区画を形成する▽内装制限に係る居室及び避難経路の内装材は、準不燃化とする▽西妻面に庇（Ｄ３００、Ｌ５０００）を設置する▽エレベーター設置に伴い、１階の家庭科室をランチルームへ、学童使用教室を家庭科室へ、２階の理科準備室の一部を倉庫へ、３階の防災倉庫を更衣室へ改修する。
本館（ＲＣ造２階建、延７４２・５㎡）の主な改修工事は、▽建築基準法施行令第１１４条に規定する区画が必要な箇所について防火設備を新設する等により区画を形成する▽郷土室、会議室の内装材は準不燃化とする▽会議室の既設流し台を改修する。
このほか、学童保育所（Ｗ造平屋建、１１８・８㎡）の既設流し台の改修、敷地内にある既存樹木等の撤去、北校舎南側に花壇・菜園の新設などを予定。
概ね令和７年度に第１期（北校舎エレベーター設置及び改修、本館改修、学童保育所改修等）、８年度に第２期（新給食棟増築、倉庫増築等）の工事を進める予定。また給食室棟の建替えに伴い、仮設給食室を設置する。
これらの工事に先行して、北校舎昇降口設置、本館職員室拡張等の工事を計画。令和６年度に工事を行う予定。
なお市は、令和５年度に公募型簡易プロポーザルの京都市立学校の校舎長寿命化事業及び京都市立翔鸞小学校整備事業に係る基本計画策定業務委託について、三宅建築事務所（京都市左京区）を受託候補者に選定。
また翔鸞小学校北校舎棟ほか１棟改修工事設計業務委託ただし、建築及び設備工事基本設計・実施設計業務について、令和５年７月開札で三宅建築事務所が落札した。
市教委は１月９日、京都市立翔鸞小学校整備事業給食室棟建替及び北校舎ほか改修工事設計業務委託について、公募型簡易プロポーザルで公告した。
業務内容は①京都市立翔鸞小学校整備事業に係る給食室棟増築及び北校舎ほか改修工事における基本設計及び実施設計（第１期工事）②京都市立翔鸞小学校整備事業に係る給食室棟増築及び北校舎ほか改修工事における基本設計及び実施設計（第２期工事）③京都市立翔鸞小学校整備事業に係る既存給食室棟ほか解体撤去工事における実施設計。
履行期間は令和７年８月29日まで。
プロポの主な参加資格は、▽建築士法第23条第１項に規定する一級建築士事務所の登録を受けている建築士事務所であること▽京都市の一般競争入札有資格者名簿（京都市競争入札参加有資格者名簿（測量・設計等）における登録種目が建築設計であるもの）に登録されている単独企業であること▽京都市公契約基本条例第２条第３号に規定する市内中小企業であること等。
参加表明書、技術提案書の提出は２月６日まで。書面審査は２月14日。技術提案書審査結果の通知は２月19日に発送予定。
概算予定価格は４４５６万円（税抜）。
担当は京都市都市計画局都市企画部都市総務課（℡０７５－２２２－３６１０）。
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